大切な君へ（JW赤×JW緑）

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今日は残念ながら残業デー。

一気に喋れる量が増えた友也は
最近帰りに保育園であったことを教えてくれる。

それを聞くのが俺の楽しみの一つやけど今日は無理。

照史にお迎えを頼んでる。


友也のために急ピッチで残業分を終わらせて
照史が営んでる定食屋に向かう。

家の近くにあるんやけど
朝は弁当を売ってて昼と夜には定食屋をやっている。

俺もお昼休憩に行くことがある。


照史の店について入り口から入るとカウンター席で
絵を描いている友也の姿が見えた。

いつもより元気がない気がするのは気のせいか？



橙「しげ」

赤「あ、照史。お迎えありがとうな」

橙「全然ええよ。困ったら頼ってええって言ったやん」

赤「ほんまいつも助かってる」



照史が店の奥から出てきた。

常連さんがちらほらいるくらいやから手が空いてたんかな。



橙「なんか友也友達と喧嘩したみたいでな」

赤「喧嘩？またなんで？」

橙「それが話さへんねん。相手の方も別に変なこと言うてへんって言ってるらしい」



友也が友達と喧嘩するなんて珍しい。

優しい性格をしてるからあんまり揉め事も起こさんかってんけど。



赤「わかった。家で聞いてみる」

橙「頼むわ」



家に帰ろうとして友也を呼ぶと
俺に抱っこをせがんできた。

歩くのが好きな子やから珍しいんやけど。

今日何かあったのは間違いやないみたい。

俺は日々重くなっている友也を抱っこして
照史の店をでた。

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