野宿 ページ10
今はまきをくべてその前に冨岡さんと座っている。
野宿なんてついてないなぁ……と思いながら目をつぶる。
そうすると背中に優しく手が触れた。その手は冨岡さんだ
冨岡「さぶくないか？……震えている。」
そう言い冨岡さんの羽織をかけてくれる。
貴「そんな、悪いですよ！私は大丈夫です！」
そう言うと冨岡さんは少し考えている顔をしている。
そうすると冨岡さんは、あぐらをかき膝をポンポンと叩いた
冨岡「ここへ来い。」
いくら冨岡さんでも恥ずかしい、、、そう思いながら言葉につまる。
だが冨岡さんは、私の手を引っ張り膝の上へ乗せられた。
その上から羽織りをかけられる。
何も言えない、、、その。恥ずかしいと心臓の音が、、、
そうだ、呼吸を使うんだ、、、そうすれば一定の鼓動になる。
こんなにくっついてたら心臓の音なんてすぐに分かっちゃうもの。
貴「冨岡さん、さぶくないですか？」
冨岡「とても暖かい。」
冨岡さんの鼓動が聞こえる。とても心地よい。
ふわぁっとした感触になって眠気が少し襲う。
貴「冨岡さんって少し大胆ですよね。」
冨岡「兄と妹の中なのだろう、、、別に問題ない。」
貴「もぉ……そういうことではないのですが。。。」
冨岡「お前だけは俺から離れないよな。」
ぎゅっと抱きしめ私の肩に顔を埋める。
貴「冨岡さん、急にどうかしたんですか？」
冨岡「俺は、、、親を、姉を鬼に殺された。
そして、友も、、、いや友なんて言える資格などない。
俺の周りから人はどんどん死んでいく。
鬼殺隊だから、それは当たり前のことだが
親しい人程離れていく。」
私は冨岡さんの頭を撫でた。
貴「私は、、、心の隅で自分の命など惜しくないと思っています。」
そう言うと抱きしめる力が強くなった。
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フブキサクラ(プロフ) - やえさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ありがとうございますっっ！！！ (2019年9月13日 17時) (
レス) id: 16821fde49 (このIDを非表示/違反報告)
やえ - とても面白いです！自分のペースで無理のないように更新してください！ (2019年9月12日 18時) (レス) id: bf9ff1b202 (このIDを非表示/違反報告)
フブキサクラ(プロフ) - 裕翔さん» コメントありがとうございます！！！ふぁっ……とても嬉しいです(泣)頑張ります！ありがとうございます！！ (2019年9月11日 16時) (レス) id: 16821fde49 (このIDを非表示/違反報告)
裕翔(プロフ) - 初コメ失礼します。毎回通知を楽しみに読ませていただいてます！お体に気をつけながら、ぜひ頑張ってください！！！ (2019年9月11日 16時) (レス) id: b3e7d76d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フブキサクラ | 作成日時：2019年9月5日 16時
