臆病 ページ9
貴「すぅ、、、。。。」
甘露寺「あらあら寝てるわ〜、可愛いっ!!!(小声)」
胡蝶「いつもはこのくらいの気配、Aさんなら気づくはずなのに……」
甘露寺「相当弱っているのね、、、」
貴「、、、っ。あら2人とも、、、おはようございます^^」
Aはふにゃりと笑った。
甘露寺「あらあら!起こしてしまったかしら……」
胡蝶「お加減はどうですか?と言っても顔色が相変わらず優れませんね……
ご飯も余り食べてないようだし、、、」
貴「大丈夫でしすよ、そのうち治ります^^」
甘露寺「今日わね、Aちゃんとまたお話に来たのよ!
お暇してるかと思って、、、大丈夫かしら?」
貴「はい、喜んで^^」
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相変わらず蜜璃ちゃんは恋愛話が好きらしい。
甘露寺「そうなの?!命の恩人との恋なんて!キュンキュンじゃない!!!」
胡蝶「そんなお話があったんですね、、、。。。」
勿論、義勇さんと私のお話でもちきりな訳で、、、
貴「でも好きになるつもりはありません。
歳だって離れてますし、何よりもしお互いのどちらかが死ねば
その幸せは崩れてしまう、、、それがとても怖いんですよ。
それなら少しでも芽生えた心はそっと締まって置きます。」
甘露寺「Aちゃん、、、」
胡蝶「その気持ちは痛い程分かります。だから私は
そんなには言えませんが。。。でもAさんにはAさんの
幸せを掴み取ってもらいたいんですよ。」
貴「私の幸せ、、、。」
とうの昔に幸せは壊れている。そんな幸せを繕えるのだろうか、、、
でもまたその幸せは破れ、、、壊れる。
嗚呼なんて私は弱虫なんだ。怖がってばっかで、、、臆病だ。
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胡蝶「では、これで失礼しますね^^」
甘露寺「また来るわねっ!」
貴「はい^^ 今日はありがとうございました^^」
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作者名:フブキサクラ | 作成日時:2019年10月16日 21時