暖かい手 ページ8
なんだろう。手がとても暖かい。
閉じた目をゆっくりと開く。
貴「、、、義勇さん。」
目を開けば私の手を握って寝ていた義勇さんが居た。
私は優しく肩をゆする
貴「義勇さん、義勇さん。起きて下さい。そのまま寝ていたら
風邪をひいてしまいますよ?」
冨岡「、、、?!起きたのか、良かった。」
貴「おはようございます^^、、、あの私どれくらい寝ていましたか?」
冨岡「2日だそうだ。」
貴「2日、、、2日くらいでそんな心配そうな顔しないでください(苦笑)
もう、義勇さんがとても心配そうな顔していたので、そんなに寝ていたのか。
と思ってしまいましたよ。。。」
冨岡「そのくらいでは無い。」
義勇さんは一気に眉を下げる。気を触れさせてしまったのだろうか。
私は謝ろうと起き上がろうとするけど
貴「ッッ、、、」
上手く起き上がれない。体にも力が入らない。
冨岡「起き上がろうとするな。まだ調子悪いだろ。」
(白く綺麗な肌が、今では青白い。
生気があるのかすらも分からないくらい冷たい)
貴「あははっ、、、すいません。」
冨岡「今までの反動が返って来たんじゃないのか?
もう、自分の体にムチを打つのは辞めろと、、、言ったろ。」
そういう義勇さんの声音はとてもとても震えている気がした。
私はこんな大人にこんなに心配させてしまったのか、、、。
貴「、、、でも私はやり続けます。
、、、、、、ふふっ。まだ生きる意味を掴めていませんからね。」
私は誤魔化すように笑った。
勿論義勇さんは不機嫌になるわけで、、、。
貴「大丈夫ですよ、、、多分すぐ良くなりますから。」
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フブキサクラ | 作成日時:2019年10月16日 21時