煉獄杏寿郎/受け継ぐ ページ31
煉獄「竈門少年、こっちにおいで。俺が今話せるところまで、
君に話したいことがあるんだ」
杏寿郎さんは、こちらへ歩いてきた炭治郎くんに向かって
今までに聞いたことのない程穏やかな声をだした。
煉獄「竈門少年。俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。
汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た。
命をかけて鬼と戦い人を守る者は、
誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ。……そうだろう、A」
貴「えぇ^^」
私たちの言葉に、炭治郎くんは目を見開いた。
煉獄「胸を張って生きろ。己の弱さや不甲斐なさに
どれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。
歯を喰いしばって前を向け。君が足を止めて蹲っても
時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれな」
──────────
煉獄「そして俺たちの怪我は気にするな。柱ならば後輩の盾になるのは当然だ」
_______
煉獄「竈門少年、猪頭少年、黄色い少年。
もっともっと成長しろ。そして、今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。
俺は信じる。君たちを信じる」
三人は、涙を流すのを堪えて私たちの話を聞いてくれていた。
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フブキサクラ | 作成日時:2019年10月16日 21時