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昇る前 ページ27

上弦の弐、上弦の参。



目の前の鬼の瞳に刻まれた文字が、杏寿郎さんと私へと向く。




物凄い音と共に、上弦の参が炭治郎くんに近付くのが見える。



貴「陸ノ型 斬撃ノ乱直(ざんげきのちょくらん)




煉獄「炎の呼吸 弍ノ型、登り炎天」


私の攻撃により腕を切り落とされた上弦の参は一方退き、



その瞬間杏寿郎さんが斬撃を入れる。


煉獄「何故手負いの者から狙うのか理解できない」


上弦ノ参「話の邪魔になると思ってな、俺とお前の」


この人の目的は杏寿郎さん……?



その時だった。


童磨「やぁ、Aちゃん久しぶり〜♪」


貴「、、、さぁ、どこかでお会いしましたか?」



童磨「えぇ〜酷いなー!」



一方


煉獄「君と俺がなんの話しをする?初対面だが、俺は既に君のことが嫌いだ」


上弦ノ参「そうか、俺も弱い人間が大嫌いだ。弱者を見ると虫酸が走る」


煉獄「俺と君では物事の価値基準が違うようだ」


上弦ノ参「そうか、では素晴らしい提案をしよう………お前も鬼にならないか?」

──────────

貴「すいませんが、任務中ですので攻撃させてもらいます。



死ぬ寸前まで、切り刻んであげますね。」



童磨「んん、、、それは嫌だけど。久しぶりに君と戦ってみたいな!



うん、俺も戦うのに反対はしな___」



貴「斬撃ノ乱直(ざんげきのらんちょく)



私は一気に童磨さんの心臓に最速の突きを出す。




童磨「ゴフッ、、、」




童磨さんは、口から血を吐き出す。




私は一瞬の隙を見逃さない。



貴「桜乱風ノ渦(おうらんふうのうず)



この攻撃はどんな足場にも適しており、風のように瞬速に動き



どの面からでも斬りつける技。



腕を切り落として、腹を浅く捌いた。




童磨「ガハッ!!!、、、ッッすごいね…ぇ


この強さは、、、上弦ノ壱でさえも通用する、、、。」



童磨さんは尚ニコォっと笑う。



貴「帰ってください、童磨さん。もう少しで朝日が登りますよ。」



童磨「?、、、あぁ。ほんとだ。Aちゃんまた今度ね♪


今度は任務じゃない時にでも会いたいかな。」




そういい、童磨さんは音もなく消えた。





そうだ、杏寿郎さんは_________

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作者名:フブキサクラ | 作成日時:2019年10月16日 21時

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