髪の毛 ページ32
義勇鴉「____デ、随分心配ナサッテオリマシタ。」
貴「そうなんだね、、、私は心配かけてばかりね(苦笑)」
鴉とお話しながらテキパキと羽織に意図を通す。
貴「よし、出来た＾＾」
バサッと羽織を広げる。
とても大きな羽織だ。ふわりと義勇さんの香りが漂う。
──────────
冨岡「またせ、、、。。。」
義勇が見た光景は、Aが義勇の羽織を抱きしめながらて寝ていた
義勇はゆっくりとAに近づく。
冨岡「直っている、、、。。。」
羽織を見るとほつれていた所が直っていた。
冨岡「後で女将に縫ってもらおうと思ったんだかな、、、済まない。」
そっとAの頭を撫でる。
Aは、ん〜っと寝違えり義勇の手をつかみふにゃりと笑った。
冨岡「っ、、、。A起きろ。」
貴「、、、あぁ義勇さんおかえりなさい＾＾って、、、」
私にはある問題が2つ起きた。
まず1つは、義勇さんが浴衣姿で髪の毛も下ろしていた。
髪の毛はちゃんと拭いて居ないのか水滴が少したれる。
ドキッとしてしまう。
2つ目は、 義勇さんの羽織をギュッと握りしめて寝てしまったことだ。
貴「あ〜〜っ、えっと、義勇さん髪の毛はちゃんとに拭かないと
風邪ひいちゃいますよ？＾＾」
私は義勇さんの首に巻かれていた手ぬぐいをとり、義勇さんの髪の毛を拭く。
冨岡「、、、済まない。」
貴「いえ＾＾」
拭いていて、またひとつ気づいた。顔が近すぎると、、、。
貴「義勇さんの髪、長くて綺麗ですね＾＾(汗)」
何となく動揺してしまう。
冨岡「いや、お前の方が綺麗だ。」
そういい私の髪の毛を優しく触った。
貴「、、、。」
前にああ言う事があってから、偶にドキドキすることがある。
意識しちゃいますよ、、、ほんと。。。
そんなことを思っていると。
冨岡「意識しているのか」
貴「は？」
思わず素っ頓狂な声が出る。
冨岡「可愛いな」
貴「は？」
本日二回目の声をあげる。
貴「な、、、何言ってるんですか、、、。
もぉ、はい終わりましたよ。今度はちゃんと拭いてくださいね＾＾」
冨岡「またAに拭いてもらいたい。ダメか」
首を傾げながら私に聞いてくる。
なんですかこの人は、、、こんなの断れない。
貴「わ、分かりました。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フブキサクラ | 作成日時：2019年10月5日 16時
