申し訳ない ページ12
私は”あの日”以来初めて瞳を開いた。
瞳を開ければ一気に彩られる世界。だけど私はそれが怖いと
感じる。前のような、、、血が広がって、、、怖くて辛くて
私はその時、辛いなら見なければいい。そう思い私は瞳を閉じたのだった。
義勇さんの顔はあんな顔だったのね、、、
義勇さんはあんな顔をしていたのね。。。
他の皆さんの顔を見てみたい。見てみたいけど怖くて見れない。
こんな弱い自分を、、、父さんは許してくれるだろうか。。。
そんな事を考えていると義勇さんが口を開いた
冨岡「昼食でも食うか。」
その声音からは複雑な色だった。多分さっきの事を気にしているのかもしれない。
貴「はい、そうですね……食べましょう^^」
──────────
私達は近くにあるお店の中へと入っていった。
義勇さんと私は鮭大根定食を頼んだ。
店主「へいおまちっ!」
貴「ん〜っ、、、いい匂いがしますね^^」
そう義勇さんの方をむくと何となく気配が違う義勇さんが居る。
その気配はいつもそう、、、鮭大根を前にした時の気配だ
とっても幸せな、、、嬉しそうな、、、そんな感じがする。
貴「美味しいですね^^」
冨岡「ああ。」
心做しか声音も花が咲いたように違う気がした。
そしてご飯を食べ終わった頃。
貴「義勇さん、私怒っていませんよ?」
冨岡「、、、。」
貴「気を使ってくださわなくとも大丈夫です^^
むしろ義勇さんに心配されるなんて嬉しいですよ^^」
私は笑顔を向けた。
冨岡「、、、。」
義勇さんは何も言わなかった、けど私の頭の上に手をぽんと置いた。
きっと彼なりに何かを思っているんだろう。
私はニコッとまた一つ笑った。
──────────
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作者名:フブキサクラ | 作成日時:2019年10月5日 16時