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それから数日が過ぎ、俺は岩ちゃんと一緒にバレー部へ入部した。
そして、ＧＷ前には俺が待ちに待ち望んだ“國立 蒼葉”の新刊が発売され、仲良くなった書店の人に学校に行く前に無理言って朝、店を開けてくれたお蔭で、学校でも読むことができる。
朝練がない日でツいていると思ったのは束の間…。
「おい。及川!!授業中に本を読むな!!」
英語の担当教諭に本を取り上げられた。
「ちょっと!!先生!!!俺の本、返して!!!!」
「お前、“國立 蒼葉”なんて読んでいるんだな。」
「別に、何読んだっていいでしょ。返してよ。」
「授業中には読むなよ。」
「はーい。」
そう言うと本は無事に戻ってきて、クラスでは笑われた。
休み時間になり、やっと読めると思った。
だが…。
『及川君って、“國立 蒼葉”なんて読むのね。』
「どう言うこと？篠原さん。」
『“國立 蒼葉”を読むならもっと別の作家を読むべきじゃない？それって今日発売の新刊でしょ。』
「今日発売の新刊だけど、俺は“國立 蒼葉”が好きなんだよ。」
『性別、年齢共に非公開の謎の作家よ。少しは分かった方が話の傾向やジャンルは見やすいのに何も分からない人よ。そいつのどこが良いのか、私には分からないわね。』
彼女は酷く冷たく淡々と“國立 蒼葉”のことについて批判的なことを言う。
「だったら、篠原さんはどういうものを望むの!!?」
大声で言い放ってしまった。
クラスにいた誰もが俺を見つめ、教室はシーンとしてしまっている。
その空気を破ったのは彼女であった。
『私は、“國立 蒼葉”が気に食わないの。努力の天才って一部では呼ばれているみたいだけど、國立 蒼葉は天才よ。あいつのどこが良いのかさっぱり分からない。前作が何故、本屋さん大賞にノミネートされているか意味が分からない。もっといい本があるはずなのに、なぜあの本なのか。なぜ、あいつなのか…。』
この時思ったことは、彼女は、“國立 蒼葉”と言う人物が嫌いなようだ。
俺は、“國立 蒼葉”が天才であるとは思わない。
読んでいてそう感じた。
「ねぇ、俺と勝負しない？」
國立 蒼葉を馬鹿にされてイラついていたのか、口走ってしまった。
『何で？』
「テストで。俺が勝ったら言うこと一つ聞いて。」
もう後戻りはできない。
『私が勝ったら？』
「同じ条件でどう？」
『何を企んでいるかは、分からないけど、面白そうなのでやりましょうか。』
こうして、俺と篠原さんのテスト対決が決まった
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アッカ(プロフ) - イシさん» イシ様＞続編希望のコメントありがとうございます。コメント頂いてからお時間を頂き大変申し訳ありません。本作のこれからについて決断致しました。しっかりと完結させたいと考えております。お時間頂くかもしれませんが最後までお読みいただけたら幸いです。 (2017年6月7日 0時) (
レス) id: ec849b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
アッカ(プロフ) - 凛斗さん» 凛斗様＞コメントありがとうございます。また、続編の希望もして頂き大変感謝いしています。長らくお待たせして申し訳ありません。続編を書くことを決意致しまいた。お時間頂くかと思いますが、お読みいただけたらと思います。これからも宜しくお願い致します。 (2017年6月7日 0時) (レス) id: ec849b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
アッカ(プロフ) - りんさん» りん様＞コメント・続編希望、ありがとうございます。答えを出すまでに2週間と言う長い時間を頂き大変申し訳ありません。本作の続きを書くことを決意致しました。更新速度は遅くなるかと思いますが、読んでいただけたら幸いです。 (2017年6月7日 0時) (レス) id: ec849b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
アッカ(プロフ) - 世名さん» 世名様＞コメントありがとうございます。また続編を希望して頂きありがとうございます。答えを出すまでに2週間と言う大変長いお時間を頂き大変も申し訳ございません。お時間頂くかと思いますが、しっかりと完結させたいと思います。これからも宜しくお願い致します。 (2017年6月7日 0時) (レス) id: ec849b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
古鷹(プロフ) - アッカ様 貴方様の素晴らしい作品に出逢えて幸せを今感じているところです。是非続きを読みたいです、待ってます！ (2017年6月5日 15時) (レス) id: 55fb0d8d33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アッカ | 作成日時：2017年5月6日 20時
