【ハイキュー】クールなメガネ男子は実は明るい音楽家!?【男主】

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side.赤葦





とうとうIH予選の最終日。

残すは準決勝と決勝。

準決勝で勝てば全国へ行ける。



先週、2次予選を突破した次の日に、ご当地限定の美味しい緑茶をもらったから一本やる。と言ってAから500mlのペットボトルを渡された。


それ飲んで次も絶対に勝てよ。と言われた。


今日はそのお茶を持ってきて、試合前に少し飲もうかと思う。





とうとう準決勝が始まる。

移動する前にAからもらったペットボトルをあけ、飲む。



「あかーし。それなんだ？」

「これ、友だちから二次予選突破記念にもらったお茶です。」

「へー。」



「静岡県限定か。そんなのあるんだな。」

ちらっと俺のペットボトルを見た木葉さん。

「なんか、色々くれるんですよ。」

北海道の特産品もくれたし。

「良いやつだな。そいつ。」



「どんなやつだ？」

猿杙先輩の質問に少し頭を悩ませる。


「とりあえず…

イケメンですね。


容姿は申し分ないですし、頭も良いです。
こうやって俺に気を遣ってくれますし。

中も外もイケメンなやつです。」


「そんなやつがいるんだな。」

ここで、去年のミスター梟谷であることは言わないでおこう。





「お前ら。移動するぞ。」

コーチの声が聞こえ、いよいよコートへ向かった。



絶対に勝って、Aに良い報告をしよう。








ピーっと審判の吹くホイッスルの音が響き、




準決勝の二試合が同時に始まった。









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