【ハイキュー】クールなメガネ男子は実は明るい音楽家!?【男主】

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side.赤池



何度か話し合ったが、喫茶店に決まった。

男手が必要になるジェットコースターを避けられてよかった。



だが…




「メイド・執事喫茶か…。」


『ありきたりだね。』
互いに沈黙が続く。




「『お前燕尾服着ろよ。』」


見事にハモる。



『同じこと考えてたな。だが、俺は裏方だ。』
「いや。Aは着ろよ。俺が裏方だから。」
席でそう話していると…


「赤葦くんと赤池くん、二人ともホールね。
決定したから。」


「『え。』」




いつの間にかホールのところには俺と京治の名前が書かれていた。



「よろしくな。イケメンコンビ。」
『よろしくされたくないお願いだね。京治』
「あぁ。けど、あいつらは優勝するならなんでもしかねないぞ。」


そこからチャイムが鳴るまで学園祭関連のありとあらゆることを決めてしまった。




あることを除いては。



担任がくるまで決めてしまおうとしていたが、担任が来た。


「ほとんど決め終わったな。
あとはミス・ミスターコンテストか。」


学園祭で出たくないやつだ。

去年出たが、酷い目にあった。



担任の水野先生が俺たちの前に来た。




「赤葦。お前、ミスターコンテスト出場な。」

『おめでとう、京治。優勝頼んだぞ。』

「なんで、去年のミスター梟谷じゃなくて俺が？」


「こいつには、今年はミス梟谷を取ってもらう。」



『え？』



「女装すればお前いけるだろ。」

『それ、男が出ちゃダメですよね。』

「ルールには書いてない。決定な。
よし。ホームルーム始めるぞ！」


「隣で応援してるよ。A。」
『お前とコンビなのが唯一の救いだ。』


まさかの展開でそうとしか言葉が出なかった。



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