RAMPAGEのおっとりくん

雑誌 ページ9

拓磨 side



楽屋に入ろうとドアノブに手をかけた瞬間、うおおおぉぉ！なんて叫ぶ声が聞こえてきた


拓磨「お疲れ様でーす…？」


そぉーっとドアを開ければ、ひとつのテーブルに何かを見ているのか集まっている黒い集団……と、何故か龍に捕まっているA
うわぁ………こんな集団、道端で会いたくないわぁ、なんて自分の格好を棚に上げて考えてみる


翔吾「あ、おつかれ〜」

拓磨「お疲れ様です！あの、何見てるんです？」


唯一僕に気づいてくれた翔吾さんが指差ししたのは某英語4文字の雑誌。表紙は水に濡れた状態で上半身裸で載ってる…


拓磨「あれ！？A！？」


ビックリしてAを見れば手で顔を覆ってずっと何か言ってた


『だから言わなかったのに………恥ずかし……』

龍「え〜、かっこいいよ〜」


バックハグしながらゆらゆら揺れる様子は龍なりに慰めて？いるらしい


『大体、なんで雑誌あるんですか？』

北人「コンビニで見つけたから買っちゃった！」

『買わんずつ……』


とうとう土佐弁まで出始めた。土佐弁が出る時は山彰さんと話す時か、感情が天元突破した時
A、まあまあシャイだもんね…


陸「こんなの見たら女の子皆惚れちゃうよ！！！」

健太「うわっ！！これほぼ裸じゃん！！」

壱馬「俺の弟が……」

海青「めっっちゃ綺麗な腹斜筋やんけ」

龍「俺この外で撮ってる写真好き〜」

昂秀「………なんか〇ロ本見てる気持ちになる」


恥ずかしがってる本人を横目に、ページを捲りながら好き勝手語ってるのはA親衛隊の面々
昂秀のは…褒めてんの？？貶してない？


『もう良いでしょー！！』

北人「あー！！俺の雑誌！！！」


限界が来たAが素早く雑誌を奪うと自分のカバンに突っ込んでしまった


北人「返してー！！！！」

『嫌です！！！』

リキヤ「A、一応北人のだから返しな」


子供みたいにカバンを抱えてたけど、ランペの父から言われると反論できないAは渋々北斗さんに雑誌を返してた


『もう見たんですから誰も買わないでくださいよ！』


なんて言ってるAだけど、それフラグって言うんだよ
そんな事言うから、さっき横目で見えた親衛隊の面々がネットで買ってたよ
まあ、俺も他のメンバーもポチっとしちゃったけど


拓磨「ちなみに俺はこのベッドに寝転んでる写真好き」

『たっくん言わんとってよ〜』


好評だったらしく、増版決定したらしい





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