RAMPAGEのおっとりくん

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翔吾 side


今度はあさちゃんが大好きな料理道具の専門店


翔吾「すご、さくらんぼの種取り器ある…」

陸「こっちにコンビニにあるフライヤー置いてるんだけど！！」


俺も陸さんも来た事ないこのお店に興味津々でキョロキョロしたり立ち止まったりするんやけど、Aはスタスタと一直線に進んでいく


『置いていきますよ〜』

「「待って待って！！」」


慌てて追いかければ、目的の商品の前に着いたらしい
すっっごい数のフライパンあるんやけど！？


翔吾「やっば！！これ何個あるんよ」

陸「壁1面フライパンだらけ……」

『俺も最初見た時その反応しました笑 欲しいのは鉄製のフライパンなんです。実家から持ってきてた物が寿命が来ちゃって……あるかな…？』


鉄製と言われても、この中から探すん……？
素材の違いも分からんわぁ………


陸「何か、子供の頃やってたウォー○ーを探せみたい」

翔吾「あぁ！赤と白のチェックのおじさん探すやつ！すごい分かります笑」


早々に諦めた俺らは真剣に探すAを横目に談笑中
こういうのは自分で使うやつやからな。使い心地の良さそうなもの見つけんと、言い訳を心の中で言っとく


『あ、あった〜！！』


上の高めの場所にあったフライパンを背伸びしてヒョイっと取った
………身長高くて手が長い利点活かしまくっとる


『コレです！このフライパン！！温度も下がりにくいんで、火力強めでもいけるんです！』


それにそれに、とフライパンを突き出しながら色んなメリットを、いつものおっとりはどうしたと言いたいぐらい早口で話してくる
とりあえずなんも分からんけど、2人で頷いとくことにした


陸「A〜……そろそろレジ、行かない？？」

『ハッ！す、すみません……熱くなっちゃった……』

翔吾「ええんよ、Aの料理好きは分かっとるって笑」


突き出されてたフライパンをあさの手から取って、そのままレジへ
フライパンで2万近くって払ったこと無いけど、これはこれで貴重な体験やわ


『ま、また払われた……』

陸「言ってなかった？今日1日、あさちゃんの財布の出番は無いからね」

『え！？言われてないですよぉ……』

翔吾「もー、陸さんなんで言ったんですか！言ったらあーちゃん遠慮しいなんやから、お金出すって言い出しますってぇ」

陸「あ、そうだった……ごめん笑」


その後はお金出すと言うあさを躱しながら、良い時間なので予約してたビュッフェへ行く事に



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