RAMPAGEのおっとりくん

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翔吾 side


ショーケースを子供のように目を輝かせて見るAにその後ろを犬のようについて回る陸さん
ホンマにワンコに見えてくるわ笑


陸「これ似合いそう」

『ほんとですか？……お、おぉ……』

翔吾「やから、値段気にするの止めや？さっき約束したやろ？気ぃ遣うん無しやって」


シルバーのネックレスはお値段ちょい高め
Aは一、十、百…と数えて小さい声でじゅ、10万……と怯えていた
……あの子、稼いどるのに金銭感覚だけはずっーと一般人なんよな
今でも○Uとユ○クロ普段着で着とるし、アクセも高いもんそんな持ってへんし
量産型に見えへんのはあさちゃんクオリティやけど


『だって、じゅ、10万……』

陸「そんな時は先輩にまっかせなさーい！スミマセーン、これいいですか？」


え！？と声を出しかけたあさはバッと両手で口を覆って抑えた
そんな姿に俺と陸さんも笑い出そうになる笑

店員さんがショーケースから出してくれてそのままお会計
この場は陸さんが出してくれた
俺は、陸さんを止めたくても最初の約束守るために止められない、葛藤の顔したAを見てむっちゃ笑い堪えてた笑

あ、俺もお金出すからな！？陸さんと交互に出すんやで！？


『ほ、ほんとに買っちゃった……』

陸「Aもテレビに出る人なんだから、高めの物は何個か持ってた方がいいよ？て事で、はい！ネックレス！」

『ありがとう、ございます……うわぁ、すごい……わぁ〜……』

翔吾「目ぇキラキラやん笑」

おそるおそるショップバッグを受け取ったあさは、特に何も変わらないはずなのに、色んな方向からそれを動かして見ていた

翔吾「今日のあーちゃん、子どもみたいやな笑」

陸「確かに笑 さっきから顔がキラキラしっぱなしだもん笑」

『だ、だってこんな楽しいの久々で！俺、幸せなんですもん！！』


まだご飯食べて1店舗回っただけなのに、こんなに輝く笑顔を見せてくれて、俺らまで幸せやわ


陸「次、どこ行く？」

『色んな料理道具売ってるお店です！最近行けなかったので行きます！』


行きましょ！と陸さんと俺の手を取ってパタパタと走り出した


陸「ちょっと！走らないで〜！！」

翔吾「あはは笑 テンション上がっとるなぁ笑」

『早く早く！！！行きましょ〜！』




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