RAMPAGEのおっとりくん

・ ページ37

翔吾 side


腹が減っては戦ができぬって事で、まずは喫茶店で遅めの昼ご飯へ

もぐもぐとリスのように食べながら、不審な目で俺らを見るあさちゃん
睨んでるのかもやけど、パン屑が口の端っこについてて威力無いわ笑


『そろそろ、説明下さい』

陸「アハハ笑 だよね笑」

翔吾「あーちゃん、今のとこ何も知らんもんなぁ笑」


笑い事じゃないですよ、とぷりぷり怒ってる様に見えるけど、ゆっくりご飯を楽しんでるみたい


陸「今日はー、俺と翔吾で考えた【あさちゃん甘やかそうの日】でーす！」

『あんふぇふか、そふぇ？』

翔吾「口の中、飲み込んでからでええよ？」


オレンジジュースで流し込んだあさは首を傾げて陸さんを見た


『で、何ですかそれ？』

陸「最近、ドラマ撮影で激病みしてたでしょ」

『あー………やっぱりバレます？』

翔吾「そりゃそうよ。俺ら何年一緒にいると思てんの？Aの気持ちの変化なんて分かるに決まってるやろ？」


ココ最近、Aは新しいドラマが決まってその撮影でバタバタしてた。ただ、その役が過去の出来事から妊婦さんを狙って殺す猟奇殺人鬼という、かなり難しい役
役作りが大変なのか楽屋でも笑顔が減り、見るからに病み期になっていたAを皆心配していた


陸「で、あの難しい撮影も乗り越えたAに、俺と翔吾からご褒美を！と思ってさ！」

翔吾「今日1日、Aの好きな服屋とか雑貨店行こ」


キラキラと光に照らされて綺麗な目を見開いて息を飲むA
こんなびっくりな顔見れるんやから、陸さんと2人で服選びから頑張って良かったわ笑


翔吾「今日はRAMPAGEの麻田Aじゃなくて、俺らの友達の麻田Aになろうや、な？」

『おれ、泣いちゃう……』


ぽろぽろと泣き出したAに、何でよーと笑いながら、陸さんが頬に両手を添えて親指で拭ってあげる


陸「ほら、泣き止んで？今日1日、すっごく楽しいんだからさ！あと、かわいいあさちゃんに必ず守るお約束です！」

『ぐずっ…はい！なんですか！』

陸「俺らに気を遣うとかはNG！あさの好きな事するんだよ？」


はい！といい笑顔を見せて返事をしてくれた
その後はご飯食べるのがゆっくりなのんびりあさちゃんの食べ終わるのを待って、1つ目の行きたい所へ


『俺、アクセサリー見たいんです。いつも行ってるとこ、行ってもいいですか？』

翔吾「さっき言ったこともう忘れてるやんか笑 聞かなくてもええんよ笑」

『んはは笑 じゃあ、そこに行きます！』




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