RAMPAGEのおっとりくん

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A side



龍「え、どういう事？」

慎「は？空いてないの？」


ビタっと2人の舌戦が止まり、俺を凝視してきた
眼力強めの2人からの視線、こわー…
腕の力が弱まったから素早く抜け出して、やましょーさんに抱きつく


『やましょーさん、落ち着く……』

山彰「人を抱き枕みてーにしなんな」

『だって、サイズ感がちょうどえいがやき…』

龍「ねぇ〜、答えてよぉ！」


痺れを切らした龍が声をあげる
俺はやましょーさんの肩に顔をうずめて答える気無し
やましょーさん、良い香りする
そんな俺に呆れながら、代わりにやましょーさんが答えてくれた


山彰「元から今日は俺とサシ飯なんじゃ。おめぇらの日じゃねえの」


そう、俺は元々今日の夜はやましょーさんと夜に焼肉行くって前から約束してた
誕生日は祝えないから、次の日にサシ飯行くぞーってね、言われちょったの！
ながに、あの2人から助けてくれんし〜ホント鬼、サイコパス
絶対、ぜーったい、高いお肉食べちゃる


慎「は、何ですかそれ」

龍「えぇ〜………」

山彰「おら、A。暑苦しい、邪魔じゃ」


口では文句言ってくるけど、首に回してる腕を無理やり剥がそうとはしないし、何なら逆に手を添えてくれるから、ツンデレだなぁ〜


『龍ちゃんも、慎も。今日はやましょーさんの日だから、別の日に行こ？』

慎「マジか……マジかぁ……」

龍「せっかくご飯行けると思ったのにぃ……」

山彰「その言葉じゃと、男誑かしとる女みてーだな」


酷く落胆した2人をケラケラ笑うやましょーさん
だからサイコパスなんて言われるんだよ


『やましょーさん、げに酷い人ちや』

山彰「フッ笑 そねーなわしが好きなんじゃろ？」

『んは笑 大好き！！やましょーさん、まっこと好きぃ〜！』


やっぱり俺のやましょーさんはかっこえい人や！！
嬉しさと大好きな気持ちが伝わるようにもっとぎゅっと抱き締めながらゆらゆら揺れてみた
やましょーさんも迷惑そうな感じないし、何なら楽しそうだからおっけー！


『やましょーさん、高いお肉頼んでもえい？』

山彰「はぁ？笑 ま、この間の誕生日に何も出来なんだけぇな。許しちゃるわ」

『やった〜！！お肉♪おにく〜♪』


俺はこの時、2人を煽るように鼻で笑ったやましょーさんとそれに悔しがる慎&龍を知らなかった
めっちゃドヤ顔してきた(慎・龍談)


龍「次は絶対行こうね！！」

慎「次は俺だし」

『もうさ、ジャンケンじゃダメなの〜？』

山彰「面倒になるなや」




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