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『〜〜♪』
Aが来たのは、普通のファミレス
それを見た多々良が時間を確認すると、丁度お昼になる頃だった
多々良「うわぁ……結構長い間尾行してたっぽいね」
アンナ「……お腹空いた」
多々良「そうだね。
じゃあそろそろ引き上げようか」
「いらっしゃいませー！
何名様でしょうか？」
店員が人数を聞いたその直後
『三人でお願いするよ』
Aは迷うことなくそう返した
驚いた多々良がAの方を見ると、店員さんを見ていたはずの目は、多々良の方へ向けられていた
そのまま無言で手招きをされたので、二人はAへと近付く
「かしこまりました！
では、こちらの席へどうぞ！」
『さ、行こっか〜』
案内された場所へ移動し、丁度向かい合うように座った三人はお互いを見る
Aは笑みを絶やさないまま、メニューを楽しそうに見ていた
多々良「えっと……」
『好きなものを頼むと良いよ。
これはボクの奢りだからね〜♪』
多々良「えっ！？けど、女の人に奢らせるのはな〜……とか…」
たどたどしい多々良をクスクスと笑い、Aはアンナに視線を向けた
『アンナちゃん、食べたいものは決まった？』
アンナ「……これ…」
アンナが指さしたのは、トマトスパゲティ
Aは笑顔で頷き、再び多々良に視線を戻す
『さ、君も早く決めちゃいなよ？
二人ともお腹空いてるだろうし』
多々良は押されるままにメニューを決め、Aは手早く注文を済ませる
そこで、多々良が気になっていた事を聞いた
多々良「いつから気付いてたの？」
『ふふふ、いつからだろうね？』
返事を濁され、苦笑いをする多々良
だが、そこで諦める多々良ではなく、Aへの質問は続く
多々良「そういえばAちゃん、さっきグラタン頼んでたけど、好きなの？」
『おや、役者様は観客の好みなんて知らなくて良いんじゃない？』
多々良「俺が知りたいから、お願い！」
アンナ「……」
アンナも無言でAを見る
観念したのか、Aは「あはは」と笑いながらも首を縦に振った
『うん。クリーミーなものが好きでね。
あとは甘いものが好きだよ』
初めて個人的な質問に答えてくれた事が嬉しかったのか、多々良とアンナは揃って顔を輝かせた
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紅キ霧雨 - 遅くなりましたが、続編が出来ましたので、宜しければ続編も是非ご覧ください！ (2018年11月9日 20時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - つきのさん» ありがとうございます！！！そう言っていただけると凄く嬉しいです…！！亀更新ですが、今後もよろしくお願いします！ (2018年11月4日 21時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - 凄く設定とかもカッコよくて内容も面白くて最高です！これからも頑張って下さい！ (2018年11月3日 17時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 加藤都子さん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
加藤都子(プロフ) - とっても面白かったです！！(*´∀`)♪更新楽しみにしています！！(*^^*) (2018年8月2日 7時) (レス) id: b24c338b00 (このIDを非表示/違反報告)
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