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Memory ページ27

降りしきる雨の中、ごみ捨て場に寝転ぶ青年に近付く人影


『起きてるかな?』

?「……」


青年は気を失っているのか、返事どころかピクリとも動かない


『……ま、いっか。
次の重要人物はキミだから、楽しませてね?
期待してるよ、エリック・スルト君』


Aはクスリと笑ったかと思うと、驚きの身体能力でピョンとジャンプすると、ビルの上を飛び移りながら去っていった。


『さぁーて、彼はどうなるかな』

宗像「おや、奇遇ですね」

『!』


Aは飛び移るのを止めず、声のした方角をチラリと見る。
前方にはセプター4が勢揃いしていた。
全員戦闘態勢だが、Aは応じる気がないのか、そのまま通り過ぎようとした。


『……』

宗像「逃がしませんよ」


だが、それを宗像が阻む。
Aはヒラリと攻撃をかわして着地した。


淡島「室長!」

宗像「ふむ……反撃はしないのですか?」


宗像は目を細めてAを見つめる。
対するAはポケットから取り出したスマホを見ていた。


宗像「余所見をしていて良いんですか?」


宗像がサーベルを振るおうとするが、Aはそれを難なくかわす


『ごめんね?知り合いから電話がかかってきちゃったから、見逃して♪』

宗像「それは無理なお願いですね」

淡島「室長、援護します!」

『もー、面倒だなぁ』

伏見「だったらさっさと捕まれよ」


Aが溜め息をつくのと、伏見が攻撃を仕掛けたのはほぼ同時だった
避けた時にフードが取れて、顔が露になる


『ふははっ!やるねぇ。
でも一つ、ボクから注意。


……観客への手出しはルール違反だ』

セプター4「「「「「!!」」」」」


陽気な声から一転、ドスの効いた威圧するような声に変わる
尋常ではない殺気に、セプター4は硬直した
あの宗像ですら冷や汗を浮かべている


『……あぁ、でも安心してよ。
観客が役者に手出しをするのもルール違反だから、キミ達には何もしないさ。
それじゃ、またね』


Aはニッコリ笑うと、呼び出された場所に向かっていった

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紅キ霧雨 - 遅くなりましたが、続編が出来ましたので、宜しければ続編も是非ご覧ください! (2018年11月9日 20時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - つきのさん» ありがとうございます!!!そう言っていただけると凄く嬉しいです…!!亀更新ですが、今後もよろしくお願いします! (2018年11月4日 21時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - 凄く設定とかもカッコよくて内容も面白くて最高です!これからも頑張って下さい! (2018年11月3日 17時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 加藤都子さん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです! (2018年8月3日 20時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
加藤都子(プロフ) - とっても面白かったです!!(*´∀`)♪更新楽しみにしています!!(*^^*) (2018年8月2日 7時) (レス) id: b24c338b00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅キ霧雨 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年7月4日 1時

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