40 fin. ページ49
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ドアが閉まる音がして
あんなにも楽しみにしていた時間が終わりを告げた。
あの雰囲気でためらうなんて
グクを傷つけたに違いないことは私でもわかる。
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…本当にこれで、よかったのかな。
せっかく望み通りに話が進んでたのに
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YG「後悔してんのか？」
『えっ』
声がした方を見ると
リビングの入口にユンギ先生がもたれて立っていた。
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YG「付き合いたいなら付き合えって言ったのに」
『それは無理とか言うから…』
YG「じゃあそんな顔すんな」
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置いてあった上着を私の肩にかけて、ダサさのかわりに暖かくなった。
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YG「晩飯作って」
『…手伝ってくださいよ』
YG「じゃあカップラーメンでいい」
『え、気分じゃない』
YG「わがまま言うな」
『どっちがよ』
いつものように反論する口をムニっと掴まれる。
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YG「ほんとうるせぇ口だな」
『またブスとか言うんでしょ』
YG「ん、ブスだわ」
『早く離すのが身のためですよ』
YG「生意気言うな」
『キレる５秒前、４、３、２、い』
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スっと影が降りてきたかと思えば、
数えきる直前のとがった唇が前触れもなく塞がれた。
驚きながらも目を閉じると、頬を掴んでいた手が横にすべっていく。
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『… お湯、沸かしますね』
YG「…ん、」
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ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
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結局、また同じ部屋で眠って
何かが触れる感触で目が覚めた。
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『ん…』
YG「やっと起きたか」
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スーツのシャツのまま向かい合って寝転んでいる。
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『シワになりますよ』
YG「帰ったらアイロンかけて」
『えー』
YG「ハルが遅起きなせいだろ」
『人のせいにしないでください』
変なことを言う、ユンギさんとユンギ先生の中間の誰かさんに背を向けた。
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YG「俺の授業で寝るなよ」
『はいはい』
YG「見送りも無しか」
『後で会うでしょ』
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ベッドがきしんで、少しして
先生兼、隣人兼、恋人が
部屋から出て行く音がした。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
fin.
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そぬ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 毎度毎度ありがとうございます( ; _ ; )テテのお話も頑張ります！ (2018年1月19日 20時) (
レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - あーにんさん» ありがとうございました！続編作ってみるのでよかったら見てくださいね(*´∀｀) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - ユウさん» 最後までお付き合い下さりありがとうございました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです( ; _ ; ) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - まるゆいさん» そういうお言葉に弱いのですぐ作っちゃいました(*´∀｀) 続編もよかったら見てください(^^) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - ピカチュウさん» 最後までお付き合い下さりありがとうございました！続編作ってみるのでぜひ覗いてください( ﾟ∀ ﾟ) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そぬ
| 作成日時：2017年12月29日 1時
