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『……ん…』
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目が覚めて伸びをする。
その視野の隅に動くものがあって、そっちを見ると目が合った。
…そう言えばユンギ先生を泊めてあげたんだった。
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『おはようございます』
YG「おはよ」
『もう行くんですか？』
YG「ん」
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ネクタイを締めてスーツに身を包んだユンギ先生は、もう鞄を持って部屋を出る準備をしている。
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YG「俺の授業休むなよ」
『わかってます』
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眠くて適当にあしらって、また布団にもぐる。
背を向けた方から玄関が開く音と閉まる音がして、
まだ薄暗い外にユンギ先生の気配が消えていった。
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ｰｰｰｰｰｰ
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学校について、人がまばらに座る講義室に1人座る。
危うく持ってき忘れそうだった、誰かが貸してくれたコートを横に置いてノートを取り出す。
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「あの」
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背後からかけられた声に、何故かすぐ心臓が反応した。
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JK「それ、俺の」
『…え？』
JK「隣いい？」
『だっ、ど、どうぞ』
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あからさまにテンパってしまった私の隣に座って教材を取り出す。
指の動きひとつ見るだけで心臓がバクバクと激しく動く。
そんな彼が、このコートの持ち主だったなんて…
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『えっとこれ、ありがとう…』
JK「うん」
『(ひぃぃ…)』
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綺麗な横顔がこちらに向いて、この間のギクシャクした顔とは打って変わって、にこっと笑われた
ｰｰｰｰｰｰ
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講義が始まってから一言も喋らないまま時間が経っていく。
それでも、ジョングク君が隣にいるというだけで楽しかった。
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JK「なぁ」
『ん？』
JK「次の授業何？」
『えっと…』
JK「あ、これだろ」
スケジュール帳をペラペラめくる手元をのぞき込んで、私より先に指さす。
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JK「ナムジュン先生の破壊講座」
『何それ笑笑』
ニッと笑って、まばらに席を立つ人に紛れて去っていった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
お話とは関係ないですがちょっと失礼します。
ツイッターの占ツク垢を作ったのでよかったら繋がってください！
@sonwoo_9
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そぬ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 毎度毎度ありがとうございます( ; _ ; )テテのお話も頑張ります！ (2018年1月19日 20時) (
レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - あーにんさん» ありがとうございました！続編作ってみるのでよかったら見てくださいね(*´∀｀) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - ユウさん» 最後までお付き合い下さりありがとうございました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです( ; _ ; ) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - まるゆいさん» そういうお言葉に弱いのですぐ作っちゃいました(*´∀｀) 続編もよかったら見てください(^^) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
そぬ(プロフ) - ピカチュウさん» 最後までお付き合い下さりありがとうございました！続編作ってみるのでぜひ覗いてください( ﾟ∀ ﾟ) (2018年1月19日 20時) (レス) id: 71434bc9bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そぬ
| 作成日時：2017年12月29日 1時
