いちご王子様達をお助けしたら…？

よんじゅうにこ ページ45

in屋上

さ「はぁ…また屋上に呼び出して何の用？俺、この前みたいに昼食食えねーのもう嫌なんだけど」

お昼休み

私はまたさとみくんを呼び出した

「実は、貴女がなぜここまで私を嫌って莉犬くんにあそこまで過保護なのか分かったんです」

そう言うと、一瞬目を見開いたが

すぐに鼻で笑った

さ「ふーん…探偵ごっこでもするつもり？お子様のお遊びに付き合うほど、俺は暇じゃないから…話すなら手短にしてよね」

ほらね

悪態を吐くクセになんだかんだ話を聞いてくれる

いや、聞きたいのかな

「莉犬くんが中学二年生のとき…つまり、さとみくんは三年生のときですね。ちょうど、10月頃あなたは部屋から出てこなくなった」

とまで言うと

莉犬くんのヤローどこまで話したんだよ…

とボソッと呟いた

ここからは早いけど追い込みだ

「あなた…本当は気づいてたんじゃないんですか？だけど、あなたは見て見ぬフリを…さ「違うっ!!!」

さとみくんは声を荒げた

さ「違う…本当は莉犬くんのイジメを止めたかった…けど、止めたら次のターゲットは俺になるんじゃないかって…怖くなったんだ！莉犬くんは弟みたいで大切だけど、自分を身代わりにするのは怖くて出来なかったんだ！」

一息で叫んだ言葉は

私の頭に入ってきた

騙すようなことはしたくなかったんだけど

こうでもしないと、話してくれないからね…








?『ごめんね…Aちゃん…もう話しかけないで…？私、イジメられたくないよ…』

なんで、今になって思い出すんだろう

思い出したくないのに

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