いちご王子様達をお助けしたら…？

さんじゅうななこ ページ40

なるみと少し話して

授業して

今は昼休み

お腹すいたなー…

あっ！そうだ！

「健太！さとみくんって何年何組？」

莉「さとみくん？ん〜っとね…確か、二年C組だったような…」

C組か…

C組は特別頭良い人達が集められたクラスだっけ？

まぁ、さとみくんの動画みてると頭良さそうなのは
滲みでてたけどね

「了解！ありがとう〜」

教室を出ようとすると

待ってと、莉犬くんに引き止められた

莉「さとみくんのところに行くの？やめといた方がいいよ！さとみくん、最近変なんだ！」

変？動画ではいつも通りだった気がするけど…

まぁ、変になっているのなら尚更！

「莉犬くん…私ね"健太"と"瑠衣"を助けた時みたいに"さとみくん"を助けたいの…」

すると莉犬くんはフッと笑って

莉「Aちゃんは優しいね…俺に手伝えることがあったらいつでも言ってね！俺さとみくんと同じ中学だったから…」

さとみくんと莉犬くんは同じ中学だったんだ！

なにかのヒントになりそう…

「ありがとう！私、頑張るよ！」

そう言って教室を出て二年生の階に向かった


…



そういえば…助ける助けるって人のことばっかだけど…


私は私自身を救えてないな

このまま、偽ったまま高校を終わるのかな？

莉犬くんとるぅとくんにしか本当の私を見せないまま

誰にも私を理解してくれないまま

変わるために一時間もかけて通学してるのに


なんだ…私は結局変われない

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