四十話 ページ42
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あの後、無事運動会は終わり切国くんはその日の夜のうちに修行に行ってしまった。
急すぎないか！？と驚きの声も聞こえたが、主さんは軽く了承し旅道具を準備していた。
その行動に若干呆れながらお手伝いをする者、ご馳走を作ろうと勤しむ者、飾り付けをする者が動き出した。
…私はと言うと、手伝おうとすると「山姥切さんはいいよ」と何故か気を使われ、挙句の果てには「まんばくんと一緒にいてあげて」と言われてしまった。
といわれても、言いたいことは言ったしな…と思った私は切国くんの頭をぽんぽんと二回無言で撫でた後、飾り付けを手伝っている泉くんのところに向かった。
切国くんは驚いた顔をしていたが、私が何も話さないところを見て何かを感じ取ったのか何も言ってこなかった。
泉くんはこちらをちらっと確認し、何も言わず飾り付けをしていたので私はぼーっとその姿を眺めていた。
…と言うのが昨日の話で、今は次の日の朝な訳だが。
ご馳走を食べたあと、門の前で皆と切国くんをお見送りしてそのまま寝てしまったらしい。
「…なんでこんなに気力が湧かないんだろう」
思っていたことをとりあえず口に出してみる。
考えてみたら、切国くんとあってまだ二週間しかたってないんだ。
なのに、懐かしいと思うのは身体が私ではないからなのかな。
「…暇だなぁ。」
何時もなら切国くんが側にいて、なんの変哲もない会話でも笑って話していたのに。
「…寂しいな」
そう呟いてみても私一人の声が部屋に響くだけで。
…切国くんが居ないだけでこんなに静かになるのか。
切国くんは私がいなきゃ駄目だなって思ってたのに、結局駄目なのは私も同じなんだ。
なんて感傷的になっていた所で勢いよく部屋の襖が開いた。
大和守「お邪魔します、山さん！」
運動会終わってからまたみんなでうのするって約束してたから、みんな連れてきたよ！
そういう大和守くんの後ろから加州くんに土方組の姿が。
「…そういえば約束してたね」
私の部屋でするかい、と聞くと元気よくうん！と返事が返ってきた。
大和守「今日こそは勝つから！」
そういいシャッフルしてカードを配る大和守くん。
それを微笑みながら見守る堀川くん、また俺が勝つと自信ありげな兼さん、呆れながら大和守くんを見つめる加州くん。
私もその姿に微笑みながら、「それじゃあ、私も頑張ろうかな」と宣戦布告した。
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みほ(プロフ) - 柚々々澤さん» てぇてぇ気持ちになって頂けて良かったです…！最後までお付き合いありがとうございました！ (2021年8月2日 7時) (
レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
柚々々澤(プロフ) - とっってもてぇてぇでした…。素敵な作品をありがとうございます…！！更新お疲れ様でした！ (2021年8月1日 15時) (レス) id: 178133bf5a (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 青葉さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！最後までご閲覧ありがとうございました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 更新お疲れ様でした。とても素敵な作品をありがとうございました！ (2021年7月31日 13時) (レス) id: d8f38b547d (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 花の都さん» コメント遅くなって申し訳ありません...！！思いついたものを即興で書いているのでごちゃごちゃしているところがあるかもしれませんが、これからも頑張ります...！！ (2021年4月1日 14時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2019年4月20日 11時
