十五話 ページ16
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加州「...よし、みんな揃った?」
それじゃ、親睦会始めるよー!
そう言うと加州は何処かへ行き、歌仙がボードを取り出してきた。
歌仙「皆、集まってくれてありがとう。今日はボードに書かれている事をしようと思っているんだ。」
そう歌仙はボードを指さしながら言った。
そこには、トランプ、UNO、オセロという文字が書いてあった。
...全部室内でするものなんだね。
正直助かった...と思いながらボードを見ていると、和泉守が口を開いた。
和泉守「おせろは1:1って分かるんだが...とらんぷと うのは全員ですんのか?」
それって結構大変じゃねーか?
と首をかしげながら問う和泉守に歌仙は答えた。
歌仙「あぁ、そのために今から人を分けようと思っていたんだ。」
いい質問だったよ、和泉守。と言ってから歌仙は微笑んだ。
すると何処からかはい、という声をが聞こえてきた。
声のした方を向いてみると、そこには南海先生が。
南海「おせろの時、一人余ってしまうと思うんだが、その時はどうするのかね?」
南海先生がそう言うと、歌仙がこう答えた。
歌仙「確かにそうだね。その時はその人にはこの部屋内で自由にしてもらおうと思っているよ。」
“この部屋内”と釘付けをしているところを見ると、南海先生の自由さが分かっているな。
そう話している間に何処からか帰ってきた加州が机の上に箱を置いた。
加州「はい、これでグループを決めよう。」
話し合いで決めると消極的な人が不利だしね。
そう言いながら箱と一緒に持ってきたトランプ四つ、UNO四つ、オセロを九つ持ってきた。
...よくそんなに持ってこれたなー、と思いながら加州の「くじ引いて言ってねー!」という声に誘導され私はくじを引きに行った。
切国「...どんな組み合わせになるんだろうな。」
ふと、私の後ろにいた切国が話しかけてきた。
「さぁ...中々面白い組み合わせになるかもしれないね。」
私は周りを見回しながらそう言うと、切国は口を開いた。
切国「そうだな。...本歌、」
同じぐるーぷだといいな。
そう言って控えめに笑う切国。
「...そうだね。」
私は周りに目を向けながらそう言った。
...今、切国の方を見たらやられる!!
あの微笑みに胸を撃ち抜かれる!
そう怖がりながら私はくじを引くのが回ってくるのを待った。
そう思っている私の後ろで謎のやる気を出している切国を私は知らない。
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みほ(プロフ) - 柚々々澤さん» てぇてぇ気持ちになって頂けて良かったです…!最後までお付き合いありがとうございました! (2021年8月2日 7時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
柚々々澤(プロフ) - とっってもてぇてぇでした…。素敵な作品をありがとうございます…!!更新お疲れ様でした! (2021年8月1日 15時) (レス) id: 178133bf5a (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 青葉さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!!最後までご閲覧ありがとうございました! (2021年8月1日 8時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 更新お疲れ様でした。とても素敵な作品をありがとうございました! (2021年7月31日 13時) (レス) id: d8f38b547d (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 花の都さん» コメント遅くなって申し訳ありません...!!思いついたものを即興で書いているのでごちゃごちゃしているところがあるかもしれませんが、これからも頑張ります...!! (2021年4月1日 14時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ | 作成日時:2019年4月20日 11時