一話 ページ2
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「...綺麗...。」
私はまず、床の間を調べた。
床の間には、「
生け花には、 『万両』 『踊り葉牡丹』
という花が使われており、大変綺麗だった。
思わずその花に手を伸ばそうとして、寸のところで止める。
...自分の袖を見て、気づいてしまった。
そう思い、私の体は固まる。
嘘...でしょう?そんな事って...
そう思いながら、私は恐る恐る自分が来ている服を見た。
...私が来ていた服は、「刀剣乱舞」というゲームの「山姥切長義」が来ていた内番服だった。
...えっ?なんで?
なんで私は長義くんの服きてるの?
しかも、今私が持っている刀って長義くんじゃない?
...ゑ?
...もしかして、もしかするとこれは...。
そう思い、寝る前から結ばれていた髪を下ろす。
...私の生きていた頃の髪は黒だった。
純日本らしい色で。
なのに、今の私の髪色は...。
“銀色”だった。
「...ふ...ふふっ...あははっ...」
思わず自嘲気味な笑いが出る。
私の第二の人生が刀剣女士だなんて...。
戦ったことのない赤ん坊同然の人間だよ?
しかも、女だよ?
そんなの...
「...やってやろうじゃないか。」
生きるためにはそうするしかないんだ。
せっかく第二の人生が始まったんだ。
この命、直ぐに散らしてやるものか。
そう思いながら、私は刀を持ち直した。
.
そう言えば、さっき笑っていたところを誰かに聞かれていたら最悪だな。
絶対に変なやつだと思われる。
そんなの嫌だ...!
やっと気持ちを切り替えれたのに、また暗くなっちゃう...!
うわぁぁぁっと内心乱れていると襖が開き、誰かが入ってきた。
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みほ(プロフ) - 柚々々澤さん» てぇてぇ気持ちになって頂けて良かったです…!最後までお付き合いありがとうございました! (2021年8月2日 7時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
柚々々澤(プロフ) - とっってもてぇてぇでした…。素敵な作品をありがとうございます…!!更新お疲れ様でした! (2021年8月1日 15時) (レス) id: 178133bf5a (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 青葉さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!!最後までご閲覧ありがとうございました! (2021年8月1日 8時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 更新お疲れ様でした。とても素敵な作品をありがとうございました! (2021年7月31日 13時) (レス) id: d8f38b547d (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 花の都さん» コメント遅くなって申し訳ありません...!!思いついたものを即興で書いているのでごちゃごちゃしているところがあるかもしれませんが、これからも頑張ります...!! (2021年4月1日 14時) (レス) id: 2712d1091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ | 作成日時:2019年4月20日 11時