【刀剣乱舞】女士になるなんて聞いてない。【山姥切長義】

起源 ページ1

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「ぅ...ん？」



私は目を覚ました。



でも可笑しい。



私は、トラックに跳ねられて息絶えたはずなのに。



もしかして病院なのでは？



それなら、私は助かったのかな。



そう思いながら辺りを見渡す。



「...違う。」



ここは病院ではない。



薬の匂いもしないし、なんたって部屋が和室だった。



和室の部屋がある病院なんて聞いたことがない。



...なら、何故私は...。



そう思いながら手を広げたり閉じたりしてみる。



それから、身体を前に曲げたり、腕を動かしてみる。



...痛くない。



...何故？



人の体は大きな傷は直ぐには治らないものだ。



なのに何故こんなにも...痛くないのだろうか。



もしかして私は生きる屍(ゾンビ)に...！？



そう考えると、呼吸が荒くなってくる。




なんで...死んでないの...！？



生きる屍とか嫌だよ…！！



死ぬんだったら清く死にたかった...！



こんなのじゃ...嫌われる。



気持ち悪がられて、避けられて...。




次の言葉が頭から出そうになるのを抑えるように首を振る。



“孤独になる”



...考えすぎは良くない。



考えすぎは、ストレスの原因になるからね。



そう思いながら、気持ちを切り替えるように顔を叩く。



「...よし、」



さっきはざっくりとしか見ていなかったから、本格的に探索をしようかな。



そう思い立ち上がると、とある物が目に止まった。



「...刀？」



何故こんなものが此処に...？



そう思いながら刀を手に持ってみると、以上に手に馴染んだ。



...持っていた方がいいな。



自分でも何故そう判断したのか分からなかった。



多分、本能がそう言っているんだな。



そう思いながら私は部屋の探索を始めた。








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少し暗めですが、もう少ししたら明るくなりますのでご安心ください。

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