似てないね。42 ページ42
死｢待ったよヒーロー……社会のゴミめ。
これじゃぁAも連れて帰れそうにない…。｣
オールマイトを見て、そう言い放った死柄木の方に顔を向ければ、今頃、出久が脳無に捕まっていることに気付いた。
『出久っ！』
ﾎﾟﾝｯ
私の頭に乗った優しい手。
オールマイトのものだ。
まるで泣いている子供をあやす様な手付き。
とても心地がいい。
オ｢もう、大丈夫だ。相澤君……助けられなくて済まなかった。A少年、もうすぐ先生達も来る。それまで、ここに居るんだ。分かったね…？｣
死柄木の発言で私が狙われていることをいち早く読み取ったオールマイト。
最後の方の言葉には威圧感があった。
『……分かりました…。』
ｽｯと頭から離れていく手。名残惜しい。
オ｢あぁ。｣
いつものようにニッと笑ったオールマイト。
敵に向き直った瞬間に、目で追えないスピードでヴィラン達を倒し、出久達を助け出した。
このスピードには流石に驚いた様子を見せた死柄木。
すれ違いざまに顔を殴られ、何やらブツブツ言っていたようだ。
オールマイトは出久達にこっちへ来るよう指示をだした後、死柄木に向かってカロライナースマッシュで攻撃した。
しかし、脳無に阻まれ死柄木には届いていなかった。
脳無との戦いを繰り広げる中、死柄木の会話の一部が聞こえてきた。
死｢＿＿ショック吸収＿｣
ショック吸収＿という事は、限界があるのだろうか。
そんな考えを巡らせているうちに脳無にバックドロップを決めたオールマイト。
まるで爆発だ。
そんな中で嫌な考えが過ぎってしまう。
周りのみんなは、オールマイトすげーとか色々言ってるけど、
今のオールマイトは結構ギリギリであの姿を保っているはずだ。
朝からここに来ていないのもそれに関連しているのだろう。
もしそうならば、このままじゃ＿＿
オ｢…っ〜！そういう感じか…！｣
『…ワープ野郎っ…！』
ワープの個性を使われて、オールマイトが脇腹を抉られそうになっている。
確かそこは、前に傷を負ったと言っていたはず。
『……ｸｿｯ！』
今すぐにでも助けに行きたい！
でも、言いつけを守れないのは＿＿
苦しそうに口から血を吐くオールマイト。
ﾊﾞｯ
体が勝手に動く。
足が止まらない。
気づけば、勝手に動いてしまっていた。
だって、あんな姿みたら言いつけなんてどうでも良くなっちゃって＿＿
＿＿ただ、助けだしたい。
そう思った。
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KRT(プロフ) - 七海さんご指摘ありがとうございます (2018年7月8日 11時) (
レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 反比例‥？反対じゃないんですか？？ (2018年7月8日 11時) (レス) id: 497f6be280 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - 雪音さんコメントありがとうございます！はい！これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年6月20日 20時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 初めまして。KRTさんの作品、どちらも読ませていただいてます！頑張ってくださいね！ (2018年6月20日 19時) (レス) id: 28796d4546 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - ぽてとふらいさんコメントありがとうございます！ はい！これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2018年6月6日 21時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KRT | 作成日時：2018年5月26日 22時
