似てないね。4 ページ4
｢はああ！？緑谷あ！？ムリっしょ！！｣
｢勉強出来るだけじゃヒーロー科は入れねんだぞー！｣
周りからはそんなやじがたくさん飛んだ。
｢そっ……そんな規定はもうないよ！前例がないだけで…｢こらデク！！！｣BOOOM!!
｢どわっ！!?｣
勝己の個性のせいで出久の机は真っ二つ
その勢いもあって出久は吹き飛んでしまった。
『っ！出久!!』
まさか、勝己が爆破するなんて思ってなかったから反応が遅れてしまった。
急いで出久のところに駆け寄った。
『だ、大丈夫か!?』
爆｢没個性どころか無個性のてめぇがあ〜！なんで俺とAと同じ土俵に立てるんだ!!?今も見てみろ!!結局、兄弟に助けて貰ってんじゃねぇーか！！つーかお前離れろ!!!｣
出｢まっ…違う待ってかっちゃん、別に張り合おうとかそんなの全然！本当だよ！ただ…小さい頃からの目標なんだ…それにその……やってみないとわかんないし…。｣
『……出久…』
胸のあたりがジーンとする。
やってみなきゃ分からない、それは確かだ。
我が兄ながら尊敬する。
爆｢なぁにがやってみないとだ！！！記念受験か!!てめぇがなにをやれるんだ！？そいつと違って何も出来ねぇじゃねぇか！｣
『…っ！…勝己……！』
その言葉に思わずムカッときて、殺気をとばした。
ﾋﾞｸｯ！
さっきまで出久のことをバカにし騒ぎまくっていたクラスが静まり返った。
｢…………ﾁｯ｣
勝己は舌打ちをして席に戻って行く。
他のみんなも予想以上に怯えていて、席に静かについた。
｢……A…ありがとう。｣
『……ｸｿｯ…気にすんな。』
昔から比べられるのがきらいだったから、さっきみたいな発言にはすぐイライラしてしまう。
おかげでこの様子。先生までビビらしちゃったよ。
｢…じ、じゃぁ、と、とりあえず！帰ろうか！！皆、気をつけて帰れよー！｣
皆がそれぞれ仲のいいヤツと帰っていく。
｢おい。…帰るぞ。｣
私は大抵この不機嫌野郎と帰っている。
出久と帰りたいんだけど、いつも阻止されるからもう諦めてる…。
そんなに嫌いなのか…出久のこと。
『……今日、日直だったから走って日誌渡してくる。だから待ってて。』
｢…分かった。…あと…さっきは、…悪かった。｣
つなぎ繋で言ってくれた無愛想な謝罪。
慣れてないんだろうなー。
逆に申し訳なってくる。あん時はキレ気味だった私も悪かったし。
『いや、俺も悪かったし。じゃ、行ってくるから。』
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KRT(プロフ) - 七海さんご指摘ありがとうございます (2018年7月8日 11時) (
レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 反比例‥？反対じゃないんですか？？ (2018年7月8日 11時) (レス) id: 497f6be280 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - 雪音さんコメントありがとうございます！はい！これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年6月20日 20時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 初めまして。KRTさんの作品、どちらも読ませていただいてます！頑張ってくださいね！ (2018年6月20日 19時) (レス) id: 28796d4546 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - ぽてとふらいさんコメントありがとうございます！ はい！これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2018年6月6日 21時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KRT | 作成日時：2018年5月26日 22時
