似てないね。16 ページ16
｢あのー、ここ駅のホームなので……。｣
そう言いながら仲裁に入ってくる駅員さん
『あ、す、すみません！！』
｢あ゛ァ！？邪魔すんじゃねぇーこのモブが！！｣
ｶﾞｯ
勝己の頭を掴み、無理やり下げさせた。
『ほんっと！！すいません！今すぐ出ていきます！！行くよっ！』
勝己を引きながらホームを出る。
引っ張られてる勝己がずっと駅員にモブって言いながら暴言吐いてんのは見なかったことにする。
帰り道、幼なじみだけあって家が近いので一緒に帰る。
お互いずっと無言。
私が距離置いてからしばらく喋ってなかったし仕方ないんだろうけど。
そんな中先に口を開いたのは、
｢おい。｣
勝己だった。
『なに？』と返す。
｢今日、入試行ってきたんか。｣
少しだけ俯き気味の勝己。
『……うん。行ってきた。』
｢……俺も行く！…から、そん時はまた…。｣
そこで言葉を詰まらせた勝己。
同時に足も止める。
あぁ、そういう事ね。
可愛いな、流石私の幼馴染。
『…いいよ！また一緒に登校しよ！』
ﾊﾞｯと勢いよく顔を上げた勝己の顔は赤く染まっていた。
そんなに赤くしなくても…別に恥ずかしがる必要は無いよね笑
まあ、確かに言いずらかったんだよね。距離置いてたせいで勝己が朝、家に迎えに来ることなくなったし。
『まぁ、勝己が受かればの話だけどな！ﾆﾔｯ』
｢ﾊｯ受かるに決まってんだろ！｣
『どうだかー！』
｢あ゛あ！？受かんねーと思ってんのか!!｣
良かった。いつもの調子に戻った。
まあ、こんなやり取りしたらすぐにうちに着いてしまって
『またね！』
｢またな。｣
と言って勝己の背中を見送った。
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KRT(プロフ) - 七海さんご指摘ありがとうございます (2018年7月8日 11時) (
レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 反比例‥？反対じゃないんですか？？ (2018年7月8日 11時) (レス) id: 497f6be280 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - 雪音さんコメントありがとうございます！はい！これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年6月20日 20時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 初めまして。KRTさんの作品、どちらも読ませていただいてます！頑張ってくださいね！ (2018年6月20日 19時) (レス) id: 28796d4546 (このIDを非表示/違反報告)
KRT(プロフ) - ぽてとふらいさんコメントありがとうございます！ はい！これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2018年6月6日 21時) (レス) id: 2cb083a687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KRT | 作成日時：2018年5月26日 22時
