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深澤side
あれからクスリの効果が切れたのは
何時間もたった真夜中だった。
やっと眠ったももの頭を撫でる。
「…ごめんなー。最後ずっとイキっぱ辛かったよな？」
でも自分のペースを乱されないようにするためには
これが得策だった。
ももは自分が薬盛られておかしいことだけは理解してしまっていて、果てて少し冷静になるたびに俺に謝罪の言葉を述べた。
それでも尚治らない薬の効果ですぐに我を忘れて俺を求める。
俺はそれが嫌だった。
俺を気遣って辛い顔してごめんなさいって
涙をこぼすのが嫌だった。
だったら、果てた後、冷静にさせる暇を与えなきゃいい。
余計なことは考えられないようにすればいい。
あとは、途中ももが俺の負けん気に火をつけたから
って言う全部自分勝手な理由なんだけど…
きっと明日起きたら、コイツは
身体痛いし、声も枯れてるし、目も腫れてるんだろうな…。
瞑ったももの目から、一筋の雫が流れ落ちた。
「…もも、もう泣かないで、、」
その涙を拭ってると静かな部屋に機械音が響く。
「はい」
［あ、ふっか？もう終わった？今いい？］
「ん、さっき落ち着いた、照電話助かった。」
［やっぱ危なかった…？］
「うん。、呑まれるところだった。危機一髪」
［ももちゃん大丈夫？］
「今はぐっすり寝てるよ、で、どうした？」
［あのさ、ももちゃんが飲んだジュースなんだけどさ、］
確かに、俺も気になってた。
何であんなクスリが入ったジュースがcrapsの楽屋に置いてあったのか。
明らかにおかしい…。
［嫌がらせか、もしくは…］
「誰かに狙われてる、か、、」
［一様伊藤さんにも連絡しといたから…。］
本人にも気をつけてって言っといて。
そう言って照は電話を切った。
早く犯人が捕まればいいんだけど…。
謎のまま事件は一旦幕を閉じた。
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kimi(プロフ) - Twitterもフォローさせていただいております！くまくんさんの書くお話が大好きで更新されて読み終わると毎回一度しか押せない評価の星を無意識に押してしまうくらい面白いです！次の更新も楽しみにしています！ (2021年4月3日 19時) (
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年3月31日 21時
