うちの幼馴染は性格が"歪んでいる"三

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小林side



当人じゃないから分からなけど
側から見ても彼女の口腔内では今、言葉では言い表せられない凄いことが行われているんだろうと感じる


語彙力が無くなるほどのそれに思わず見入ってしまう。
くにゅくちゅリビングに響く音が実に生々しい。

くそ、目黒の言う通りにしてりゃ良かった、。


ってかまずこの二人ってそう言う関係なの？

Aちゃんが9人の中の誰かと付き合っていても不思議ではないしその方が自然だけど。

相手は佐久間だったのか、。
なんかショック、、。


………ん？

でも待てよ？


この子目黒のスエット下着の上に着てたり
深澤に自分の下着の紐とかせたり、お尻触らせたりしてたよな、

え、どゆこと？意味わからない。


Aちゃんの清楚なイメージとは真逆のえろハプニングの連続なんだけど！？


考えている間にも絡み合うキスは続いていて、

『…はぁっ、ん、だいちゃ、』

「黙れって言ってるでしょ。」


息継ぎの間に漏れる甘い声。。吐息。


いやだからまじでこれどう言う状況よ。

こんな状況理解できるやついる？いないでしょ。
いたとしたら今すぐ説明して欲しい。


とりあえず誰か濃厚なそれを辞めさせてくれよ。


目黒…はダメだから、…深澤。


深澤帰ってきてくれ。

深澤頼む。深澤。

今すぐお前が必要なんだよ。


俺こんなに深澤を求めるのって初めてだわ。

女の子達はいつもこんな気持ちで深澤が教室から出てくんの待ってんのかな。

女同士で醜く争ってアイツを求めて。


一緒にゲーセン行くはずだった深澤をいつの間にか取られるし
廊下でガヤガヤ邪魔だし正直鬱陶しいなって思ってたけどこれからは少しは多めに見てやるか。

ストーキングされるのは勘弁だけど。ってそんなことはどうでも良くて。


一周回って冷静になってしまう俺の願いが届いたのか
耳をすませば求めていた存在の声が聞こえた。


＿＿＿＿


「え〜すごくない？」

「辰哉いつもウチにいるじゃない」

「ふは、確かにぃ！」


＿＿＿＿


…ん？声が2つ？深澤は一人じゃない？




……まさかっ！！

嫌な予感というのは当たるもので
リビングのドアが開いて現れたのは


買い物袋を持った深澤と……綺麗なお姉さん。


多分この人は十中八九…Aちゃんの親御さん。


その人がただいまぁなんてこちらに視線をやると固まるように動かなくなる。


見てしまった…。

そりゃこうなるわ。こんな場面。
常識で考えて娘のキスシーンなんて…だめだろ、


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