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佐久間side
気づいたら俺は照の胸ぐらを掴んでいた。
「何も知らないくせに、好き勝手言うなよ、！！」
「ちょっと、佐久間、やめて、！」
雫の言葉なんか聞き入れず怒りに任せて話を続けた。
「雫が、どんな思いで、
私を利用してって言ったの思ってんの、？
雫がどんな思い出お前に抱かれてたか、しってんの？」
「…は、？なんのはなし、？」
「辛かったに、決まってるだろ、！
辛くて、苦しくて、
どうしようもできなくて俺に助けを求めたんだ、
それに弱ってる雫に手を出したのは俺の方だよ、
雫は何も悪くない、！！」
「いや、だからなんの話、」
「…だから！！なんでわかんないの、…。
雫は、雫は…ずっと照のことが好きなんだよ、！」
「…さくま！！」
ふと我に帰った時には、
雫の気持ちを俺が口走ってしまっていた。
「…あ、しずく、ごめ、っ、」
あまりに無知な照に腹が立って、つい、。
「…まって、どういうこと、…、？」
もちろん何も知らない照は目を泳がせて動揺していた。
まさか、雫が自分のことを好きだなんて微塵も思っていなかったんだろうね。
床に座り込む雫の前にしゃがみ込んだ照は、
「…雫、今のってまじ、？」
恐る恐るそう尋ねる。
その言葉に小さく頷く雫。
そんな彼女を照はそっと抱きしめた。
…………、。
あ、俺空気読まなきゃ、。
「…とりあえず、俺は、邪魔だろうから、帰るね、」
勝手なことしてごめん。
そう一言呟いて玄関に足早に向かう。
こんな状況、みたくない、。
「…っ、待てよ佐久間、」
なのに…なんで引き止めるんだよ。ほっといてくれよ。
余計惨めだろ。
「離して。俺なんて追いかけてる場合、？
今は雫の側にいてあげなきゃいけないじゃないの。」
そういうと渋々戻っていった照。
「…また連絡する。」
靴を履いて夜風に当たりながら、ぼーっとかんがえる。
連絡ってなんの連絡、？
上手くいったって連絡くれるの、？笑
…そんなのいらねーよ。
照の気持ちの変化、俺は気づいてた、
でも、絶対に教えてやらないつもりだった。
二人のキューピットになんかなるつもりなんて無いし。
でも、あまりに雫が可哀想で、
カッとなって…、。
…何やってんだよ、俺。
結果的に2人くっつけちゃってんじゃん、。ださ。
到底家に帰る気にはなれなくて、
この時間でも空いてる近くのお店に入った。
.
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真由(プロフ) - 更新再開してくださって嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！無理しないでいいのでゆっくり待ってます！ (2022年5月16日 10時) (
レス) @page50 id: db608c2c8e (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん(プロフ) - 更新再開してくださって本当に本当に嬉しいです！！続きが読めることが幸せでしかないです。これからも作者さんのペースで頑張ってください！ (2022年5月16日 4時) (レス) @page50 id: cf1a17e7dd (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 更新ありがとうございます。又楽しみに待ってます。 (2022年5月15日 9時) (レス) @page49 id: d7ecb85cf0 (このIDを非表示/違反報告)
音彩(プロフ) - 更新して頂き有難うございます！私が１番楽しみにしている作品なので、また物語が進んで嬉しいです！お忙しいのかと思いますが、少しずつでいいのでいつか完結してこの物語を読み切る日を楽しみにしています！応援しています！ (2022年5月14日 23時) (レス) @page49 id: 81d02fafe5 (このIDを非表示/違反報告)
kaaa54(プロフ) - 一気に読んでしまいました・・・更新楽しみにしています (2022年4月15日 21時) (レス) @page48 id: fc5b39cb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年10月2日 9時
