【REBORN】ヴァリアーボスの義妹は夢がない（？） (ページ33)

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ハーフボンゴレリングページ33

ｰXANXUS sideｰ

Aを幹部に任命してからしばらくが経過した。

ヴァリアー城内でしばし行方不明になるAを探すのは当初幹部のみで行っていたが、今では幹部のみならず、"訓練"という名目の元に下っ端の隊員も探し回るという恒例行事になった。

そしてある日、
ついに待っていた物がやってきた……

俺は現在捜索中のAを除く幹部全員を集めて会議を開き、そこで例の物を取り出した。

ル｢なぁに？これ…｣

ベ｢リング？…形すげぇ変だけど。｣

レ｢ボス、これが例の物ですか…？｣

X｢そうだ。これがハーフボンゴレリングだ…｣

ハーフボンゴレリング…ボス候補者が2名いる場合、天候を模した7つのリングを二分割に分け、継承者をどちらにするかを決め、真の後継者とその守護者の元に合わされたリングが継承されるというもの。

X｢守護者には天候に沿った使命がある…てめぇらが何の守護者かはっきりしとけ。｣

ス｢俺は確か雨だったなぁ"…

なぁクソボスゥ、ハーフっつーことは、候補者がもう1人いるって事かぁ"？｣

X｢そうだ…Giapponeの、Ⅰ世の直系だ。｣

ル｢Ⅰ世の…それはまた凄いわねぇ、どんな人達なのかしら♪｣

ベ｢ボス、今回はその候補者を消せばいいの？｣

X｢そこでカス鮫に、もう一方のハーフボンゴレリングの奪取を任せる…あくまで俺の勘だ、そろそろ門外顧問のドカスも動き始めてる頃だろう。

…何としても奪って来い｣

ス｢Si Boss.｣

カス鮫はそのまま扉を蹴破って任務に向かった。

X｢それと…俺に何か言うことがあるだろ。シェンサ…｣

俺はテキーラを飲み干し、カス鮫が蹴破って破壊した入口を見る。

そこにはカス鮫と入れ替わるように、かつ誰にも見つからないようにといった挙動を見せるAが入って来ていた。