【REBORN】ヴァリアーボスの義妹は夢がない（？） (ページ24)

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知っているようで知らないページ24

ｰXANXUS sideｰ

1つの組織として、また仲間としてAの夢の属性を知る必要があるのは事実。

しかしどの文献資料を読み漁っても夢属性に関する大した情報は出てこなかった…

そこでカス鮫は、直接A本人に聞いてみるという…1つの賭けとも言える行動に出た。

カス鮫……口には出さねぇがよくやった。

更に言うとカス鮫も俺もAに関して、知っているようで知らないことが多い。
この試験がAの事を知る機会にもなるだろう…

貴｢いいよ。試験だし…ね、マーモン｣
マ｢僕も良いと思うよ。ただしインクシェンサ、君が答えられる範囲で、だよ…｣

Aは隣に降りてきたマーモンに問いかける。
あの守銭奴のマーモンも、Aにやたらと甘い。
8年前のマーモンであれば冷たく突き放していた…それがこうなるとは正直意外だ。
同じ赤ん坊同士で通ずるものが出来たからだろうか…

いや、マーモンに限ってそれはねぇ…

となると、揺りかご後の8年…正確に言うとAがおしゃぶりを持つ赤ん坊になった4年前、何がマーモンを変えたのか…

それが分かりさえすれば、Aに何があったかも大体把握出来ると考えた。

マーモンが補足をするなら都合が良い…

X｢…行くぞ、シェンサ｣
貴｢うん。｣

俺はもう逃さないようAを抱き上げ、その場にいた幹部全員を連れて談話室に向かった。