独りの世界[約束のネバーランド] (ページ10)

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ー食堂(朝)ー

ママ「マルクはお皿並べて」

ママの言葉に「はい、ママー」と元気な返事が返される

「おはよー」

「おはよう」

「おはよー！」

ノーマン「おはようエマ！」

エマ「おはよう！ノーマン」

食堂は朝でも賑やかだ

いつも通りの朝

A「ママー、終わったよ？」

ママ「ありがとう、A」

Aが居ることがいつも通りかは置いておいて

レイ「Aどうした？熱でもあるのか？」

Aが居ることにすぐ反応したレイ
どうやら置いておくことはできないようだ

A「あのね、今日はママのお手伝いをしてるの！」

レイ「へー、大方ママに起こしてもらったんだろ」

手伝いをしていることなんか興味無いとでもいうように適当に返事をするレイ

A「適当に返さないでよー」

レイ「あー、はいはい。ちゃんと考えて返事してるって」

どうやらレイはAの扱いに馴れているようだ
軽くAの頭を撫でると自分の席についた

ー(自由時間)ー

ハウスの正体を知ったノーマンとエマはどうやってハウスからみんなで逃げるかを話し合っていた

ガランガラン

自由時間の終わりを告げる鐘がなる

ママ「みんないる？」

ギルダ「あれ？２人足りない？」

エマ(間にあった…！)

ノーマンとエマは少し疲れて様子ではあるが無事ママの元へ集まれた

A「いないのは…ナイラとマルク？」

するとマルクが泣きながら走ってママにナイラとはぐれてしまったことを伝える

それを見たママは優しく微笑み「大丈夫よ」とマルクを安心させた

ママ「みんなここから動かないで、いいわね？」

A「ママ、私も連れて行って」

今にも泣き出しそうな顔で話すAにママは「いいわよ」と言った

A「ナイラ大丈夫かな？怪我とかしてたらどうしよ…」

ママ「大丈夫よ、早くナイラを見つけて戻りましょう？みんなが心配するわ」

不安そうなAと手を繋ぎ、優しく笑うママ

少しして＿みんなが集合している方に向かう影が２つ…
１つの影は誰かを抱えている

フィル「ママ！」

マルク「ナイラ！」

すぐさまその影に走り出す子どもたち

みんな、ナイラが無事だったことに安心した

しかし少し離れたところでは＿＿

ノーマン「早すぎる…ママはまるでナイラがどこにいるかわかっているみたいだった」