独りの世界[約束のネバーランド] (ページ30)

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レイ「どうよ」

みんなの部屋で、レイとノーマンが内通者の話をしていた
ノーマンは自分のベッドの裏に隠した嘘のロープを探していた

ノーマン「………ない……」

ロープは無くなっていた

レイ「マジか…トイレの方も調べようぜ」

レイは他の隠し場所も見に行こうとしたがそれはノーマンが既に見に行っていた

ノーマン「そっちはさっき調べた
トイレの天井裏にはちゃんと残っていたよ…」

レイ「じゃあ決まりだな」

前に、ドンとギルダに嘘の真実を伝えたときに嘘のロープの場所も教えた

ドンにはノーマンのベッドの裏
ギルダには２階トイレの天井裏

そして今

ノーマン「僕のベッドの裏のロープだけなくなった…
情報源……いや、内通者は君だったんだね

レイ」

ノーマンはレイの目を鋭く見てそう言った

カチ…カチ…

部屋にはただ時計の時を刻む音だけが響く

レイ「何言ってる、どうしたノーマン」

笑いながらノーマンに話しかけたレイ

ノーマン「……もうわかっているでしょう？
罠を仕掛けた相手は"３人"」

もう逃げられない

レイ「………」

ノーマン「〈ドンには僕のベッドの裏〉
〈ギルダには２階トイレの天井裏〉

エマとレイの前ではそう言った
でも実際はドンに食堂、ギルダに図書室と伝えてある

さっき全て回収したよ
４か所隠してなくなったのは僕のベッドの裏のみ

ドンは濡れ衣を着せられただけ

内通者は君だ＿レイ」

ノーマンの内通者探しの計画を知りレイはボスッとベッドに倒れこむ

レイ「くっ……あーあ、上手くやってたと思ったのに」

レイは内通者

ノーマンはその事実を知ってしまった
冷たい目でレイを見る

そして、レイの計画を知ることとなる

＿同時刻
Aはママとお話をしていた

ママ「A、前に話した隠し事の話なんだけど…」

ママは前に探ろうとしていた３人の秘密について話し始める

A「んー？なぁに？」

ママ「"あの日"から突然変な行動をするようになった、変なのよ」

「ママの言っていることが変だ」
Aはそう思った

A「えっと…ママ？何言ってるの？

"あの日"って…いつ？」

Aは何もわからないとママに疑問を投げ掛ける

ママ「あの日＿コニーがハウスを出ていく日よ

あの子達、夜に裏口から外に出たみたいなの」

A「…え！？規則を破ったの！？」

Aは驚いた