独りの世界[約束のネバーランド] (ページ24)

今日:18 hit、昨日:18 hit、合計:534,112 hit

２４ページ24

レイ「シスターにマークさせるまでもない

多分子供達の中に内通者がいる」

エマ(内通…者？)

レイの言葉にエマは動揺を隠せない

レイ「鬼の手先…裏切り者ってこと…」

ノーマン「いや、そうとは限らない。無自覚にママへ情報を流している場合もあるだろうからね」

ノーマンは内通者が裏切り者であるとは決めつけなかった
それは何かを勘づいてなのか、それともただそう思っただけなのか

ノーマン「厳密にはママの「情報源」

「情報源」を利用した標的の掌握と制御
恐らくそれが……」

ママの策の"実際"

イザベラ「言ったでしょう、既に事態のコントロールはできているの」

イザベラとクローネが部屋で話していた

トントン

扉を叩く音が耳に届く

ママ「入っていいわよ」

ニコリと微笑みながら来訪者を招き入れるイザベラ

A「ママ？何か話してたりした？」

ママ「この間鬼ごっこに参加したみたいだったからその様子を聞いていただけよ」

A「シスター鬼ごっこやってたの！？私も入ればよかったなぁ」

ママの嘘も嘘とは疑わずすんなり受け入れるA
鬼ごっこに参加していた事自体は本当だ
しかし今話していたことはそれほど楽しい内容ではなかった

クローネ「あはは…」

ママ「下がっていいわ」

ママの言葉にクローネはすぐさま部屋から出ていく

A「？？」

Aはそれを不思議に感じたようだった
ママの膝の上に座り、ママと話す

A「シスター、変だったね」

ママ「少し疲れてるのかしらね」

ママはAの言葉にすらりと言葉を返す

A「そう言えば、今日もみんな鬼ごっこしてなかった…今日こそは参加しようと思ったのに！」

Aの言葉にママは「あらあら」と笑っている

ママ「A、ハウスでの暮らしは幸せ？」

A「うん！みんなもいるし、ママもいるから！」

ママの質問に疑問を持ちながらも笑顔で答えたA

ママ「そう。

A、明日から自由時間はママとゲームをしない？」

ママの突然の提案
どんな意図が隠されているのだろうか

A「えっと、２人？何するの？」

ママ「そう、２人よ。嫌かしら？ゲームはボードゲームとか謎なぞとか、色々な遊びをしましょう？」

ママはそう言った
Aには断る理由もないし、ママと遊べることは何より嬉しいことだ
「うん、いいよー」と了承した