独りの世界[約束のネバーランド] (ページ14)

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A「あ、ママ！」

Aはノーマンとエマと話が終わって戻ってきたママに駆け寄り抱きついた

ママ「A、ごめんなさいね。少しエマとノーマンと話していたの」

A「何か大切なお話？」

ママ「違うわ、二人が昨日鬼ごっこで遊んでたみたいだったからその話を聞いていたの」

イザベラはあくまでAに話の内容も、それが重要なのかどうかも伝える気は無いらしい

A「そっかー！私も今度鬼ごっこに参加してみようかなー？」

ママ「いいわね、応援するわ！」

ママはAとお話しした後、先に食堂に向かっているように指示をした

ー(Aが出ていった後…)ー

イザベラ「…誰一人逃がさない、生き残るのは私よ…！！」

日が明けて＿

ー外(自由時間)ー

A「ママ、今日はみんな鬼ごっこしてないんだね」

ママ「そうね、きっと疲れているのかも」

クスクスと笑いながら冗談混じりでAと話すママ
しかしたまに向けるその視線の先に誰もいない木の下へ向けられていた

A「……」

その頃森では＿

ノーマンとエマがレイにもハウスの正体を知ってもらおうと言う話をしていた

ノーマンはエマの「全員で逃げる」という目標にレイが反対することを読んでいた

ノーマンは「僕が後でレイに伝えておく…」そう言いかけた時＿

レイ「なんで？今話せよ」

ノーマン・エマ「！！？」

２人の後ろに本を読んでいるレイがいた

エマ「レイ！？
～！！！？？」

レイ「いー加減気になるから、問い詰めようと思って」

エマ「？？」

レイはスタスタと歩いて２人のもとへ近づきエマに本を渡した
本を渡されたエマは本とレイを交互に見ながら頭に「？」を浮かべた

すると突然レイが２人の肩に腕をまわし、ガシッと逃げられないように捕まえると

レイ「門で何があった？」

とあの夜の事を聞いてきた
エマも思わず「え？」と声を発する

レイ「だって明らかに様子おかしかったし「間に合わなかった」のにお前ら手ぶら
何もねぇわけねぇだろ、吐け」

レイは２人の首を締め付けながら問い詰める

ノーマン「するどい！」

エマ(やっぱレイも頭いい！！)

２人はレイの言葉にそれぞれ反応する

レイに解放されたエマはめちゃくちゃ咳き込んでいる

ノーマンは少し困った様子で

ノーマン「…助けてくれる？」

とレイに問いかけた

レイ「？おう」