ラヴ・ポイズンミント 〈Yuto.N〉

（５） ページ18

.




『....ええと、ピッタリだね。
みんな、この紙に書いた係で大丈夫でーす！

で、問題のメイド係なんですけど...。』






光「はいはーいっ！
俺が発表したげるっ！」




お願い、なんてひと言も言ってないのに、既に前に来ている光


...しょーがない、頼むか。




『ありがと、お願いします。』





光はニカッと笑って、投票結果の紙を広げた






光「ふふ、えっとー、男子が....知念と裕翔と俺！」




？「....僕、？」




裕翔「お、俺もっ？」




可愛い目をぱちくりとさせて驚く知念くんと
自分は無いと思っていたのか動揺してる裕翔。



....そして隣で「まぁ、俺カッケーかんなぁ。」とか言ってる光




うちのクラスはイケメンぞろいとして有名。

今回メイドに選ばれた3人プラス...




？「あれ、俺選ばれてないんだけどっ！！」




光「大ちゃんはイケメンじゃないからね。
おブスはおだまり。」





？「...なっ！この、自分が選ばれたからって...！！
いいもんね、俺呼び込みやるもん！」





....まぁ、発言は子供みたいだけど、そこが可愛いらしく、愛嬌のある笑顔でモテる、有岡大貴。




以上4名がうちのモテ男さん








光「はいはい、次女子ねー！

...っぷ、意外にも新木〜！あとA！」






マジですか、私入ってるのですか？




裕翔「....やったっ！」




机の下で小さくガッツポーズしてる裕翔には気付かないふり。。






優子「ちょっと！やおちゃん！！
意外にもって失礼じゃないっ？！」







『優子、落ち着け〜！』






優子「やおちゃんのあほっ！変態！」





光「はぁぁ？！うるせっ！」





....もう。この２人は。

ほんとに...。





『..あ！文化祭の準備は来週から行います！
放課後残れる人はお願いします！できるだけみんなで！』






私がそーいえば、「はーい」とみんなが返事をし、
文化祭の出し物決めは終わった。







席に着いた時にちょんちょん、と隣の席の光のヒジをつつく






『...あとで、優子に謝りなよ〜。』






光「.....おう。」





素直じゃないんだから、光は。





光「...なぁ、後でさ話したいことがある。

放課後、駅前のスタバで。。」




私は光に分かった、と告げると前を向き直した。

オレンジシャーベット（１）→←（４）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す