ｵｽ岡くんにご注意を。

にじゅうごー ページ25

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『…どうしよう｡』






大貴くんとの初めてのデート。





というより､男の人とちゃんとしたデートをするのは初めて。







彼氏と言っても､中学時代の彼とは学校帰りに公園でちょっと話したり…とか､そんなレベルだ。









…まず大きな問題として、何を着ていけばいいのかわからない。









『､､あいつに聞くか、』








そう思い､LINEを開く。







こういう時に聞けるのはやっぱあの人しかいない。









Aねぇ､男の人が好きなコーデってなに?





りょーすけなに､デート?笑 珍しいじゃん。





りょーすけまぁ…白ニットだろ。やっぱ。








…ちょっとムカつく時もあるけど､やっぱり双子の兄は頼りになる。






A白ニットないかも。





りょーすけ前に､俺と買い物行ったとき買ったじゃん。






あ〜そうだ。涼介に買って貰ったんだ。






Aわかった。ありがとう!









涼介にそう一言送ってクローゼットを見る。






『…あった！』






白ニットの下は？




…うーん。スカート？でも寒いよね笑






ズボンにしよ。スキニーパンツ的なやつ。








『…わ､涼介の好みの服装だ 笑』







鏡に映った自分を見て思わずクスリと笑ってしまう。







その姿をパシャリと撮って涼介に送る。



…感謝の気持ちも込めて､､ね？








A白ニットコーデ､完成したー笑





りょーすけおー!俺の好きなタイプのコーデだわ〜!笑
Aってほんとなんでも似合うよな笑







…涼介に褒められちゃった♡笑









…大貴くんとの待ち合わせまであと１時間。








ぱぱっとお化粧をして


必要最低限の荷物を持って玄関に行く。









鏡の前で最終チェック。





『…大貴くん、どんな反応してくれるかなぁ､､？』









なんて､ちょっとした期待を持ちながら､家を出た。

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