じゅうろーく ページ16
家に着いて、ソファにバタンと倒れ込む
『いのお、せんぱい、』
なんだろう、心を揺さぶる伊野尾先輩。
綺麗な顔して、芯の強い瞳がこちらを向いていた。
伊野尾先輩、私の事好きって言ってくれたよね？
どうして、私なんか…。
『その前に裕翔かぁ…』
さっきの嫌なことを思い出して、心臓がぐわーっと黒くなる気分。
裕翔の無邪気な笑顔も
優しくて甘い声も
頭を撫でてくれる大きな手も
全部全部、大好き…………だった
今も大好きなの？って聞かれたら、
私はきっと『いいえ』と答えるだろう。
結構前から私たちの心は離れ離れだったんだね、
A裕翔、別れよう。
A急にごめんなさい。でも、私もうムリだよ、耐えられない。だから、別れて欲しい。
ほら、弱い私は直接言うことなんて怖くて出来ないから、便利なメッセージ機能に頼ってしまうんだ。
…すると、意外にも早く着いた既読。
裕翔え、ちょっとよくわかんない。
なんで??俺なんかした?やだよ、別れたくない
『…なんかした？って、浮気だよ。。』
A今日綺麗な人と歩いてるの見た。他にもいろいろ知ってる。私がダメなの、裕翔は他にいい人いっぱいいる。だからさようなら。
冷たく、冷淡なその文章を送って既読がついたのを
最後に私は裕翔を連絡先から消した。
普段の私だったらこんな行動出来るわけない。
ただ、裕翔がいなくても大丈夫だって思えてきた自分がいる。
"俺はAちゃんを幸せにする自信あるよ"
あの伊野尾先輩のひと言が、私の中で大きく膨らんでいく。
やだ、しばらくは恋愛から離れようとしてたのに
また心の中を乱されて、ふわふわと幸せにしてくる人がいる。
『……私って軽い女、？』
彼氏と別れたあとに、好きな人が出来るなんてさ
尻軽女みたいじゃない？
でも、でも、いいよねそれくらい。
神様だって許してくれるよね？
恋愛で散々な目にあったんだもん。
……もう一度、誰かを本気で好きになりそうです。
傷つかない恋なんて無いんだよ、きっと。
大きい幸せがあった分、倍で辛いことが返ってくる
でも、それでもいいかもしれない。
私は、
『伊野尾先輩がすき、』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 518人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく(プロフ) - やまちさん» ありがとうございます！ 更新停止してしまってすみません(；；) みなさまが温かく迎え入れてくれてとても嬉しく思っております！ �，任垢諭�ご意見ありがとうございます！ (2019年5月11日 20時) (
レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様です。ステキな作品でした。次回は�ヾ�望です！ (2019年5月10日 3時) (レス) id: 18d7d9256d (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 白米王女さん» ありがとうございます！！早く更新出来るよう頑張ります！ これからもこんな作者ですが、よろしくお願いします(*´∀｀*) (2019年2月27日 20時) (レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女 - 更新楽しみにしてます！ (2019年2月27日 3時) (レス) id: 3dc41e973d (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - のあーるさん» ありがとうございます！！私ものあーるさんに元気を貰っちゃいました(●´▽`●)笑 (2019年2月12日 16時) (レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく
| 作成日時：2018年12月30日 1時
