じゅうさーん ページ13
……ｶﾗﾝｶﾗﾝ
小さな個室に響くのは、アイスコーヒーをかき混ぜる氷の音だけ。
普段は寒いから、アイスコーヒーなんて頼まないのだけれど、あんな事があったから、全部冷たく流してしまいたい。
『……ごめんなさい、みっともない姿を…』
慧「あ、いや。別にAちゃんは悪くないでしょ。」
昨日のことがあって、浮かれて
いつもより少し気合いを入れたメイクは、涙でぐっちゃぐちゃ
『……はは、バカだなぁ私』
独り言が小さく浮かぶ。
裕翔、仕事が忙しくなったんじゃなかったんだね。
全部ほかの女の子と遊ぶためだったんだ。
『この前、伊野尾先輩が声かけてくれた時…
実は裕翔に記念日すっぽかされてたんです、あー、なんで気づかなかったのかな、笑』
なんて、バカな女だ、と自分でも強く思う。
そんな私を見ても、伊野尾先輩は険しい表情を崩さなかった
慧「……アイツなんかやめちゃいなよ。」
『ですよね、別れた方が絶対幸せになれるって分かってるんです…でも、』
でも、それでも、私は裕翔が大好きなんだ。
もうあんな浮気男、サイテーだって思ってる。
なのに、心の中から裕翔は消えなくて
笑顔で私の名前を呼ぶ裕翔が消えてくれない。
慧「……Aちゃん、ごめん。
俺……実はアイツが浮気してるの知ってたんだ」
え……伊野尾先輩、
慧「少し前に、さっきの女の子とは違う子と歩いてるのを見て。その時はただのカップルだと思ってて…。
でも、昨日会社の前でアイツとAちゃんを見た時、分かったんだ、浮気してるって……なのに俺､」
『そうなんですか……でも、伊野尾先輩は何にも悪くないです！
昨日だって私に忠告してくれたのに…私バカだから浮かれてて。』
自分が悪いと、自分自身を責める伊野尾先輩。
何にも悪くないのに、優しすぎるんだよ。
慧「………ねぇ、アイツやめて俺にしない？
俺は、Aちゃんを幸せにする自信あるよ。」
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みるく(プロフ) - やまちさん» ありがとうございます！ 更新停止してしまってすみません(；；) みなさまが温かく迎え入れてくれてとても嬉しく思っております！ �，任垢諭�ご意見ありがとうございます！ (2019年5月11日 20時) (
レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様です。ステキな作品でした。次回は�ヾ�望です！ (2019年5月10日 3時) (レス) id: 18d7d9256d (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 白米王女さん» ありがとうございます！！早く更新出来るよう頑張ります！ これからもこんな作者ですが、よろしくお願いします(*´∀｀*) (2019年2月27日 20時) (レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女 - 更新楽しみにしてます！ (2019年2月27日 3時) (レス) id: 3dc41e973d (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - のあーるさん» ありがとうございます！！私ものあーるさんに元気を貰っちゃいました(●´▽`●)笑 (2019年2月12日 16時) (レス) id: ec8235da11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく
| 作成日時：2018年12月30日 1時
