さんじゅういち ページ31
.
「…待って、僕のAなんだけど。」
裕翔くんの声を遮ったのは紛れもなく侑李くんで。
突然の呼び捨てに不意にもキュンとしてしまう。
慧 「あちゃー、彼氏持ちかぁ…笑」
光 「こりゃ修羅場だ!」
なんて後ろでコソコソと話す光くんと慧くんに
若干のイラつきを覚えた。
だって!私ピンチ!どーすりゃいいのさ!
圭人 「えぇ、、知念が…奪いに来た。」
…侑李くんがこういう行動をするのはよっぽど珍しいのか
圭人くんは目を見開いて驚いている。
侑李 「…その手離してよ。
いくらゆーてぃでも、僕許さないよ?」
裕翔 「…知念こそなんだよ今更。
今まで散々、俺の好きになった人奪ってったくせに。」
裕翔くんがそう言うと侑李くんはひどく傷付いた顔をした
…侑李くんが裕翔くんの好きな人を奪った?
侑李 「…別に僕はなにもしてない。
あっちが勝手に、「いいよなお前は」」
今度は裕翔くんが侑李くんに被せるように話してきた。
裕翔くんも珍しく、表情に怒りが出ている。
裕翔 「……いいじゃん。知念は。なんでも持ってて
俺が何したって知念には敵わなかった、
死ぬ気で勉強しても、知念はいつも平然としたようにトップを取る。俺はいつまでたってもお前を抜かせなかった」
『ゆと、くん』
目に涙を溜めながら話す裕翔くんと、唇をきゅっと結んで話を聞く侑李くん
それを静かに見守る光くん、慧くん、圭人くん。
裕翔 「スポーツだって敵わない。
…俺に好きな人が出来ても、みんな知念のところに行く
それでお前は勝ち誇ったような顔で笑ってた。いっつも」
侑李 「…僕は1度もゆーてぃを下に見たことは無い。
いつも遅くまで勉強して、スポーツもして。
恋にだって一生懸命で憧れてた。」
裕翔 「…ふっ、本当は俺のこと影で笑ってたんだろ?
どれだけ頑張って努力しても、僕には絶対届かないって
そうだろ?」
侑李 「…ちがう、」
裕翔 「何が違うんだよ!
現にそうじゃないか!俺はいくら足掻いてもがいたって
知念には敵わないんだよ!
Aちゃんのこともそうだ。ずっと前から気になってたのにあっけなく知念に取られた。」
こんなに熱く、カッとなってる裕翔くんを、見るのはみんな初めてらしくてすごい驚いている
…私のせい?
1656人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく(プロフ) - 美々羽さん» わわわ…!ありがとうございます! ふわふわ届けられるように頑張ります(´˘`*) (2018年7月28日 17時) (レス) id: 13d5e1a6dd (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - みるくさん» もちろんです!読ませていただきます!ふわふわのお話、楽しみにしてます♪ (2018年7月28日 14時) (レス) id: aef38d8764 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 美々羽さん» きゃー♪ ふわふわであまい綿菓子なんて…!例えがとても可愛い!! 嬉しいです^^* いつも読んでくださり、ありがとうございます!新作の際はお知らせしますので、読んでくださると嬉しいです(*^▽^*) (2018年7月28日 14時) (レス) id: 13d5e1a6dd (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 可愛い……!ふふっ。みるくさんのお話は、とってもふわふわであまーい綿菓子みたいなお話です!そんなみるくさんのお話が大好きです!これからも頑張ってください! (2018年7月27日 17時) (レス) id: aef38d8764 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あゆみさん» わわっ…(´;ω;`) 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます!!そう思っていただけて嬉しいです(´∀`*) これからもよろしくお願いします! (2018年6月24日 0時) (レス) id: 13d5e1a6dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みるく | 作成日時:2017年9月27日 21時