ニートな彼にご注意を。

じゅうさん ページ13

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涼介 「ん〜♡うめぇ〜♡」





私の目の前で涼介さんがいちごパフェをモグモグと食べる




…それにしても涼介さんはいろいろとすごい。



このショッピングモールに来る前に待ち合わせ場所のカフェで《フルールパフェ.今だけイチゴ大盛り！》を食べたはずなのに…。






またもやいちごパフェをパクパクと食べ進めていく。







涼介 「…俺幸せだぁ♡

今度またこのいちごパフェ食べにこよ。美味かった！」






あっという間に完食。





思わず食べる姿に見入ってしまった。







涼介 「……Aちゃんってさ､」






『は､はひぃ！』





ぼーっと涼介さんを見ていたら急に真面目なトーンで名前を呼ばれて、つい声が裏返ってしまった。






涼介 「ふは､そんな緊張しないで。」







『…すいません。』







涼介 「…あのさ､Aちゃんって知念と付き合ってないっしょ。」






え…。



え？え！なんで！どうしてバレてんの！？








『知念さ､､じゃなくて侑李くんとはお付き合いさせて頂いてます！！』







涼介さんにバレないように必死にウソをつく。







涼介 「…誤魔化さなくてもいいよ。わかってっから。」






涼介さんは決して怒らず､優しく微笑んでそう言った。








涼介 「知念に言われたんでしょ？

…僕の１日彼女になって欲しいとか。笑」







『…へｯ、』





図星すぎて怖い。







涼介 「…知念のことだからそんな事かと思った笑

…Aちゃん､最初の方は侑李くん！ってタメだったのに､時間立つとちょいちょい敬語混ざってるし。笑」







私の失態で気付かれてしまった…。



ごめんなさい知念さん。






涼介 「大丈夫､知念の前では騙されてるフリしとくから笑

…まぁ､Aちゃんと会った時からまだ(‥)彼女じゃないんだなってわかったけどね。笑」







…最初からお見通しだったとは…。





『…あの､まだってどういう事ですか？』





私が涼介さんにそう聞くと






涼介 「…知念､結構わかりやすいんだけどなぁ…笑」






なんて意味不明な言葉を残して笑った。

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