＿の無い世界へ，【原神】

22話：さすが私のトモダチ，頼りになるね， ページ29

『こんにちは，鍾離，』









鍾離「ん?A殿に·····魈?」









魈「鍾離様ｯ·····」










『鍾離·····実はね，』











私は鍾離に事情を話す，











鍾離「なるほど，わかった，魈，お前は暫く壺にいるといい，」











魈「はい·····ご迷惑おかけして申し訳ございません，鍾離様，」









魈は申し訳なさそうに言葉を口にする，











鍾離「気にするな，魈，気が済むまで休んでくれ，」










『ありがとう鍾離，助かったわ，』









良かった，鍾離と魈は昔から何も変わらない，あの時の·····アノ頃のまま，









鍾離「またいつでも頼ってくれ，」









『えぇ，そうする，』










頼りになるね，流石私のトモダチ，










昔からのトモダチ，私のトモダチ，












＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿





帰ろうかな，






魈も今は壺に居て，安全な場所にいる，









魈を安全な場所へ連れていくってミッションは果たしたし，









もう私がここにいる理由はない，








とっとと帰ろう，









早く家に帰って今日はゆっくりしよう，










家·····そこは私の唯一の居場所，










私の大好きな場所，











帰ろう，私の大好きな場所へ，唯一の居場所に，








私は鍾離に背を向ける，







鍾離「A殿，少し待ってくれ，」









引き止められた，









あぁ，引き止めないでよ，








帰りたかったのに·····









『何?』










まぁ，一応鍾離にはお世話になってるし，











私は足を止める，










そして貴方の方に顔を向ける，









鍾離「少し話さないか?あの頃の様に，」









アノ頃の様に·····






アノ頃···か，







懐かしいね，アノ頃







もうそんな前か

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