＿の無い世界へ，【原神】

プロローグ【あらすじ】 ページ3

愛(アイ)が憎い?









刹那，私の脳内に誰かが語りかけてくる，











私はそれに話返す，











『うん，とても憎い，』











私も君と同意見だ











『…どちら様?』










うーん,そうだな,愛に騙され亡くなった可哀想な魔神さ,









へぇ，愛(アイ)に騙され…か，










『私に何か用?』











あぁ,私はこのテイワットから愛を消したい,だが生憎私は死んでるからな,それが出来ないんだ,










『それで?』







君の体を貸してほしい,










『なぜ私なの?』












そうだな,君,ある女のせいで誰からも愛されず愛すこともできなくなっただろ?







何で知ってるんだろうか…







私は愛が嫌いだ,だが君は愛されてない,愛していないから他のやつよりまし,







『いいよ，貸してあげる，けど無条件だと平等じゃないよね?』







まぁ,そうだな,









『ならアイ(愛)を殺して?』










なぜ自分で殺さない?











『私，力が弱いの，だから魔神であるあなたにお願いしたい，』










あぁ,良いよ,愛が憎い同士,助け合おうじゃないか,










『ところで貴方…名前は?』










無い,好きに呼べ,じゃあ体を借りるぞ,









『うん，』








刹那，私の体の中がモゾモゾする，変な感じ，








『おぉ,久しぶりの感覚だな,』








『そっか，貴方死んでたもんね，貸した…というより取り憑かれたの方がしっくりくるね，』










『どうでもいい,』

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