一夜限りの関係です。 (ページ7)

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ある程度の仕事を終え、丁度お昼の時間になるとマッハの速度でソユが私のデスクへと足を運ばせる

「詳しく、昨日のことを、聞かせなさい！」

「五年間付き合って結婚間近だと思っていた彼氏に振られ泥酔したあとの話を！」

こいつは周りが見えてないんだろうか。
大きなボリュームで話すソユの頭に一撃与える

「え、A振られたの？」

その話に興味湧いたのかひょこっと顔を出すチャニョルに顔を顰める。ぜってー、こいつまたワンワン吠え始める

『はあ、そーですけど？』

「うわ～～～、まじか～～～」

何その顔、ちょーーー腹立つ。
めっちゃニヤニヤしてるし、慰めるの“な”の文字もねーじゃん。

『貴方は聞かなくていいんですー』

と、わーわーしているチャニョルを放ったらかしにしソユと食堂へ歩き始める

食堂につけばいつもいるおばちゃんに、いつものランチを頼めば、いつもの定位置へと座った

「…で、何があったのよ」

真剣な顔をしたソユが私に恐る恐る調査しはじめる

『それがさ、…世に言うアレ、えーとワンナイトってやつしちゃってさ』

あはは～と冗談ぽく笑うと、はあと大きなため息をこぼしたソユ

「もう～～、あんたって子は～～、やっぱり送ればよかった」

『しかも、それだけじゃないよ。

…相手は知らない人』

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