episode7 ページ7
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運悪く彼は私のとなりの席
最近席替えしたからあと短くても1ヶ月はこのまま。
すると横に座った前と変わらない姿の永瀬くんは
私を不思議そうに見つめて
廉「大丈夫?しんどいん?」
「っ、いや……大丈夫…です」
廉「ならええんやけど。俺、永瀬廉って言います。」
「…………港、です」
すると彼は私の声を耳を済まして聞く
港とこの声が引っ掛かるんだろうな。
廉「港……さん。したの名前?それとも苗字?」
「港……Aです。」
廉「あぁ、なるほどな?まぁ、よろしくな?」
そうか、彼はプライベートでも変わらないんだった
彼は、そんなに甘くなかった
笑って見逃してくれるような人じゃなかった。
それから彼からの目線が痛くて
なんだか、気付かれてしまったみたいに。
今日も、早退した
最近は映画とドラマを両立して撮影中。
そのときも彼は
私の目を見て眉間にシワを寄せていた
……バレそう、これ
なんて思いながらもそそくさと大きな鞄を抱えて
教室をすぐに出た
そろそろクラスメイトにもバレてしまいそうで
ちょっとヒヤヒヤしながら教室を出ることが多くなってきた。
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作者名:かいとん | 作成日時:2021年9月24日 0時