永瀬くんは同級生 Ren.N (ページ35)

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episode35 ページ35

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"南の渡り廊下来て"

翌日呼び出された私

「永瀬くん、」

廉「……あ、ミナトちゃ……いや、A……」

珍しく緊張した永瀬くんの顔

比例して私の顔も強張る

廉「俺は、さぁ、まぁ、その、

A……が…す、好きでっ、

っ、あ"～ｯ！！」

急に低い声で叫んだ永瀬くんにビックリしながらも

彼の目を見る

頭を掻きながら

言いにくそうに上目遣いをする。

廉「……ベタやけどさ、

好きです、付き合ってください。

まだ高校生やし幸せにできひんけどさ

こんな仕事でどこにも行けんけどさ、

幸せにする自信はあるよ。」

「……私もね、まだ幸せになる準備も出来てないけどさ

幸せになって、幸せにする自信はあるよ。

もちろん、私の彼氏になってください。」

目の前の綺麗な顔は見事に歪んで

頬が緩む永瀬くん

抱き締められた体は熱くて

今にも湯気が出そうなぐらいだった。

廉「好きやわ、ほんまに。」

探るようにされるキス

かぷり、と、食いつかれるようなキスをされる

手探り状態の永瀬くん

これからの俳優人生、

キスシーンも多いよね。

「私もっ、好きだよ……」

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