永瀬くんは同級生 Ren.N (ページ33)

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episode33 Ren side ページ33

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これは昨日のお話。

夜、元気になったと報告の連絡をマネージャーにしてたとき。

全く見覚えのない記録があって

まぁそれは俺がちょうど寝込んでるときの録音。

"もしもし～？ミナトちゃんやんな？好き～"

完ｯ全に俺の声ではっきりと。

ミナトちゃんの"えっ、"て声も入ってたから

もちろん聞いてるやんな、

どうしよう、俺、もう、会えんかも。

そして今に至る。

酷く傷ついた顔をしているミナトちゃん。

俺、本心やで

……寝込んでるとろとろ男に言われても

信じられんよな。

でも、なんて言ったらいい？

「永瀬くん、あれって本気なの？」

廉「……っ、また、ちゃんと話そ。

今から仕事やし、ミナトちゃんも疲れてるやろ？」

「……っ、ねぇ、私聞いてるの！

本心なのって、本気なのって聞いてるじゃん！

なんでっ、なんで答えないの？」

廉「やから仕事やって言ってるやん！

……ミナトちゃんを思って言うててもあかんのっ、？

ほんま、意味わからんっ、」

「私だってわかんないよ、なんでそんなムキになってんの！」

廉「は？ミナトちゃんやってムキになっとるやん、人のこと言えんやろ。」

あかん、とは思っても泣きながら怒るミナトちゃんに

初めて憤りを感じた

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